EXIT兼近 ジャニーズ性加害問題で抱いた自身の最初の印象が「この世界の壊れている部分の一つ」

[ 2023年9月7日 22:00 ]

EXITの兼近大樹
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 「お笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹(32)が7日放送のABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に生出演。故ジャニー喜多川前社長の性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が開いた会見についてコメントした。

 会見では藤島ジュリー景子社長(57)が4日付で退任したことと、少年隊の東山紀之(56)の新社長就任を発表。2人はジャニー氏による性加害の事実を認めて謝罪した。今後は外部から法令順守を徹底するための人材を招き、人権侵害防止のため体制を整備することなどを約束。被害者へは期間を決めず、「法を超えて」(東山)の補償も行うとした。

 この問題について兼近は「ずっと言われてたというか、ずっとあったこと。このあったことを、僕ら10年以上この世界にいますけど、当たり前になっちゃってた部分が正直あったと思う。事務所一つの問題じゃなくて、芸能界という世界そのものが性被害とかが結構あったんじゃないか。昔からあったものがそのまま地続きになって今につながっているのでは」と語った。

 続けて「ジャニーズ事務所一つだけのせいではなくて、周りにいるメディア、それぞれの事務所もそうですけど、当たり前になっちゃってた部分があったと思う。だから誰も声をあげないし、あげたらあげたで“だから何?”っていう雰囲気が、空気感が広がってたのが原因の一つ」とコメントした。

 また「この世界に入ってきてから知ったことがほとんど。事実と事実じゃないことが僕はわかっていなかった」としつつ、ジャニー氏の性加害についてはうわさなどで聞いていたことにより「今こうして事実だってわかったけど、“やっぱりか”ぐらいにしか正直最初の時は思ってなくて」と正直な印象を明かした。

 自身が抱いた印象に「ここがもう壊れちゃってるんだろうなと。この世界の壊れている部分の一つ」と振り返った。「そこにいない人たちからしたら“おかしいよ”って当たり前に思えることができていなかった。圧力とかも“当然じゃん”と思ってたし、忖度なんて“当たり前じゃん”って。この世界の在り方がズレてるだけの話。当たり前の基準を一回失くさないと、戻ってこれないんじゃないかな。これをキッカケに全員。それぞれが反省すべき点はある」とした。

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