小籔千豊 「お金も渡されへん、セリフもない」極貧時代 新婚で「むっちゃつらかってん」も妻の反応は

[ 2023年9月7日 15:21 ]

小籔千豊
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 お笑い芸人の小籔千豊(49)が6日深夜放送のフジテレビ「内村と相棒」(水曜深夜0・25)にゲスト出演。一番つらかったという極貧時代を振り返った。

 進行役の「シソンヌ」長谷川忍から「一番つらかった時ですとかそういう時に、脳内で流れたBGMとかあったりします?」と問われた小籔は「まあ新喜劇に入った時が一番つらかったというか」と明かした。

 「それまで漫才師である程度お仕事あったんですけど、全くなくなり。それと同時に結婚して。アルバイトを7年ぶりぐらいに始めた、28歳」と回顧。「専門学生の20歳ぐらいの子に敬語を使いながらハンバーグの作り方を教えてもらう。夜中3時ぐらいに帰ったら新婚の嫁はん家で寝てる。朝起きて嫁はん待っとけよ、思たら読めはんは働いてますんで。“これだけ(電子レンジで)チンして食べてね”みたいな、手紙みたいなのが書いてあるんですわ。ちゃんとおにぎりみたいなのいっぱいね。で食べて」と続けた。

 それでも「“よっしゃ見とけよ”思って(劇場に)行ったら“ありがとう”しかセリフない」という現実が。そうして「家に帰って来る、嫁はんが雨の中チャリ漕いで、“見て、この大根50円やってん。めっちゃデカない?”とか言うてくんねんけど、でまあ半泣きになる。ほんでそれ食べて仮眠してアルバイト行く」といったような毎日だったと語った。

 「そんで家帰ったら嫁はんが寝てる時になんの夢見てるんか分からへんけど半笑いの時あるやん。“何を半笑いで寝てんねん。お前、結婚して速攻旦那給料全くないド不幸の中におんのに。何笑うてんねん。ほんまかわいそうに。誰のせいや、俺のせいかい!”ってなって。むっちゃつらかってん」と振り返った。

 そうして「どうやったら金持ちになるのか。分からんな」と思いながら自転車でなんばグランド花月に向かっていると、駐車場から中島みゆきの「時代」が流れて来たという。「あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ」という歌詞が「その時だけこのフレーズ耳に入って来て、笑って話せる日が来る、ほんまか中島みゆき、と思って下ぱっと見たら、ペダルに向かって涙2粒パーッと落ちてて。俺、人の歌聴いて泣いてるぐらいつらいんやなと」気が付いた。

 「それから日々お金も渡されへん、セリフもない、友達は売れてる、バイトもしんどい、みたいな。中島みゆきほんまか、って思ったけど、今は笑うて話してますわ。はは、死ぬほど金持ちですわ」「あの時に比べたら」と小籔。「28(歳)から30ぐらいの時が」と話し、「嫁はんがあんまり、“お金ないやん!”とか言うんやったらいいんですけど、“大根これ50円やってん”って(明るく)。刺さった感じがあるというか。凄い歌やなと思いました」としみじみと話した。

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