「らんまん」脚本・長田育恵氏 神木隆之介を絶賛「唯一無二」気高さも体現「ズギャン!」のアドリブに衝撃
NHK連続テレビ小説「らんまん」脚本・長田育恵氏インタビュー(2)
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俳優の神木隆之介(30)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は最終章に突入。残り3週(16回)となった。朝ドラ3作ぶりの視聴率18%超えをマークするなど、ドラマの人気を支えるのは「朝ドラ屈指の傑作」の呼び声も高い劇作家・長田育恵氏(46)の脚本。長田氏が企画提出から最終週脱稿までの約2年間に及ぶ執筆を振り返り、主人公・万太郎役を演じる座長・神木を絶賛した。
<※以下、ネタバレ有>
朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。
長田氏は2018年に「海越えの花たち」「砂塵のニケ」「豊饒の海」の戯曲で第53回紀伊国屋演劇賞個人賞に輝くなど、評伝劇に定評のある劇作家。テレビドラマはNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」などを手掛け、今回、朝ドラ脚本に初挑戦した。
丁寧に積み上げた人物描写や美しい台詞の数々、牧野博士の名言「雑草いう草はないき」の通り、光り輝く脇役たちと週タイトルの植物が絡み合う巧みなストーリー展開が視聴者を魅了。キャストの熱演、画面に映り込む花々など細部に行き届く品のある演出も相まって、派手さはなくとも支持を集めた。第105話(8月25日)は平均世帯視聴率18・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と番組最高を更新。21年度後期「カムカムエヴリバディ」以来3作ぶりの朝ドラ18%超えを記録した。
作品全体について、長田氏は「当初から偉人伝をやるつもりはなく、槙野万太郎という草花を一生涯愛した1人の人物がいて、彼を広場に見立てて、そこに集まる人々の関係性やネットワーク、皆の人生が咲き誇る様を描き出そうと考えていました」と説明。
植物オタク・万太郎(神木隆之介)は妻・寿恵子(浜辺美波)が愛読書「里見八犬伝」を質に入れるまで、お金や生活に無頓着だったが「富太郎さんと最も異なる点は、愛情深さゆえに弱さを持ったキャラクターだということ。家族への愛情が深まるほど、お金にならない彼の研究にはどんどん矛盾が生じてきます。寿恵ちゃんと結婚した時も、図鑑完成という途方もない夢を2人で掲げましたが、万太郎としては身体が弱かった自分の時間を全部注ぎ切ったとしても、日本のすべての植物を明らかにできるのか、寿恵ちゃんとの盟約を果たすことができるのか、日々恐怖心と闘っていたことと思います。弱さゆえに矛盾を抱えながらも、高知から送り出してくれたタキ(松坂慶子)をはじめ、みんなの思いを胸に、前に進み続けるという人物像にしました」と振り返った。
神木については「朝ドラの主人公としては最高に難しい役を、素晴らしいコントロールで演じ切っていただいていると思います。万太郎は天真爛漫で人たらしなんですが、同時に壮絶に孤高。植物学に一生を捧げると決めた自分の選択に対して、弱音を吐くことを許されていないんですよね。孤高を引き受ける代わりに、他者とつながり合う愛しさを誰よりも痛感しています。神木さんはそんな万太郎の気高さも体現してくださっていて、本当に唯一無二の方。神木さんでなければ成し遂げられない主人公だということを実感していて、心からありがたく思っています」と感謝。
第87回(8月1日)、大学への出入りを禁じられた万太郎が田邊教授(要潤)の家を訪れたものの「許さないよ」と「大日本植物図解」刊行を宣言され、完全に決裂した夜の帰り道。天を仰ぐと、顔を歪め「ああ…。はあ…」と得も言われぬ感情と息を吐き出した。
「神木さんは言葉の力も凄いんですけど、台詞がないシーンの表現の力も物凄く大きいですよね」と舌を巻いた。
第30回(5月12日)、再会した寿恵子から笑顔を向けられ、ハートを射抜かれた万太郎は「ズギャンッ!!!」と胸を押さえた。台本にはト書きとして書いたが、神木がアドリブで台詞として発したため「実際に言葉にされたことが衝撃的で。『あ、ズギャンって言っちゃった(笑)』とビックリしましたが、とてもチャーミングで楽しいシーンになったと思います。それを受けて、綾(佐久間由衣)の告白に竹雄(志尊淳)も『ズギャン』と言ってくれて(第89回、8月3日)。私が脚本に込めた『感情の発露』『ときめきが起こる瞬間』をキャストの皆さんがキャッチアップし、工夫を凝らしてくださって。台本が映像化される過程で、たくさんの愛情を頂きました」と謝意を表した。
=インタビュー(3)「寿恵子・浜辺美波の魅力」に続く=
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