北川景子 女優業続けられた亡き恩師の一言「しんどい時もあったけど支えに」

[ 2023年2月27日 16:16 ]

北川景子
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 女優の北川景子(36)が、26日放送のフジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜後10・00)のインタビューに答え、女優業の支えとなった恩師の言葉を明かした。

 17歳でTBS系特撮ドラマ「美少女戦士セーラームーン」にセーラーマーズ役で出演し、女優としての第一歩を踏み出したが、その後は意外にも仕事がない日々が続いたという。「女優に専念したくて、いっぱいオーディションを受けて、いっぱい落ちて。ホントにいっぱい落ちました。CMもそうだし、ドラマとか映画とか、たくさんオーディションに行って」と明かした。

 放送中のフジテレビ系月9ドラマ「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」で主演を務めるなど、今でこそ数々の作品に出演するが、当時は「下手くそだし、自分で見ていても作品を乱しているのかなとか思ったり」と、足手まといを自覚するほどだったという。

 指導を受けても、受けなくてもへこむ、悪循環に陥ったことも。「監督が“こんなんじゃダメだよ”と言って下さると、ダメなんだと思って分かるけど、分かりやすいけど怒られて落ち込むし。“いいよいいよ、そこに立っててくれて、せりふ吐いてくれたら”と言われると、せりふを吐くだけで終わるんですけど、たぶんあきらめられているんだなって落ち込むし。どっちにしろ悲しいことが多くて、自分ホントにダメなんだなって」と振り返った。

 そんな北川を大事にしてくれたのが、映画「家族ゲーム」「失楽園」など数々の名作を手がけ、2011年に死去した森田芳光監督だった。北川は「“とにかく女優をやめないで下さい”ということを言っていただけて。どう見ても、誰が見たって下手くそなのに、“そのままでいい”って言って下さったんです。その言葉が、ここまで20年くらい、途中途中しんどい時もあったんですけど、“あの時、森田監督がやめないで下さいねと言ってくれたしな”ってことが支えになって」と明かした。

 「間宮兄弟」「サウスバウンド」など、森田組の作品にたびたび出演。死去の翌年には、森田監督の構想で、北川を主演にした映画の構想もあったという。北川は「拾っていただいて、そこから映画のお仕事がつながっていくようになったので、もう明らかに森田監督のおかげで今の自分がある」と言い切った。

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2023年2月27日のニュース