動物研究家・パンク町田氏 迷いクジラ「淀ちゃん」の死亡に「かわいそうだけど、致し方ない」今後にも言及

[ 2023年1月13日 14:46 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 動物研究家・パンク町田氏が13日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)にリモート出演。大阪市内の淀川河口近くで見つかった体長約8メートルのクジラが亡くなったことに言及した。

 クジラは淀川に迷い込み、SNSなどで“淀ちゃん”と呼ばれ、心配の声が相次いでいた。パンク氏は「かわいそうですけど、致し方ないんじゃないかと。すでに流されてる時点で体力がなかったと思うんですね。ですからやむを得なかったと思う」と迷い込んだ時点で衰弱していたことを指摘した。そして「人間が下手にそばによると、ものすごい力なんですよ、クジラは。尾びれをはばたいた風圧だけで鼓膜が破れるんじゃないかって力があるんですよ。うかつにそばに寄ることができなかったのは、そこらへんがあると思います」と生きているうちに人の手によって沖へ戻すことも難しかったのではと述べた。

 亡くなったクジラが前日よりも水面に見える範囲が増えたことに「(体内に)ガスが発生したので、浮いてきた。死んだ直後は一回沈み始めるんですけど、すぐにガスで浮き始めます」とした。その上で「クジラは体が大きいので体温が蓄音しているので結構、腐敗は速いと思います。早めに人のそばから離すことが重要」と指摘。

 体長8メートルと巨大なだけに「僕は自然の流れとしても海没、要するに海で静かに眠らせてあげるのがいいと思います」と死体の処理方法にも言及し「これだけの大きさの動物を分解するのは結構大変なんです。微生物によって分解されますが、かなり時間がかかります。これだけの大きさだと、1カ月や2カ月ではとてもじゃないけど分解しきれない。海の微生物によって分解される、海の魚によってちょっとずつ食べてもらうのが一番いいと思います」と海に沈めるのがベストと私見を述べた。

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2023年1月13日のニュース