八代英輝弁護士 「強制わいせつの教唆、ほう助に当たる可能性も」受験生らへの痴漢をあおる書き込みに

[ 2023年1月13日 12:50 ]

八代英輝弁護士
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 弁護士の八代英輝氏(58)が13日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。14日からの大学入学共通テストで電車を利用する受験生の痴漢被害を防ごうと、警視庁や東京都交通局が11日、都営地下鉄大江戸線の新宿西口駅(東京都新宿区)で痴漢撲滅を呼びかけたことについてコメントした。

 警視庁生活安全総務課によると、昨年、インターネットに「共通テストに向かう受験生は被害届を出さないから、痴漢し放題」といった悪質な書き込みが相次いで確認された。警視庁は15日まで電車や駅での警戒や啓発活動を強化する。総崎由希生活安全総務課長は「痴漢の撲滅には周囲の皆さんの協力も不可欠だ。目撃した人は傍観者にならず、被害者に声をかけていただきたい」と話している。

 八代氏は、受験生らへの痴漢をあおる書き込みに「SNSのようなプラットホーマーというのは犯罪を先導するような行為に対しては、それを規制する自主ルールを当然持っているはずなんですけれども、なぜこれがチェックさせないのかがむしろナゾですね」と指摘。そして「当然、アカウントを停止にすべきですよね」と言い、「強制わいせつの教唆、ほう助に当たる可能性もある。あおっているわけですよね、犯罪行為を。それも立派な犯罪だということを自覚を持って…SNSは匿名だといっても必ず身元は特定されるということを認識したうえで書き込んだ方がいいと思いますけどね。これ強制わいせつに当たらなくても当然、都道府県の迷惑防止条例に該当する行為ですし、非常に卑劣な行為。こういうのは厳に慎んでほしいですね」と話した。

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