市村正親 出征した父の最期の願いは“献体”だった「ちょうどその時…」臨終での不思議な体験も明かす

[ 2025年9月12日 15:25 ]

市村正親
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 俳優の市村正親(76)が12日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。父の臨終での不思議な体験を語った。

 市村の父・信行さんは、農家の長男に生まれたものの「好きなことをさせてくれ」と家督を次男に譲り、戦後は1人で新聞社「武州新報」を創業。月に1回およそ5000~6000部を発行していたが生活は苦しく、10歳年下だった母・こうさんが居酒屋を切り盛りして支えた。しかし元兵士に支給される軍人恩給を「俺は無事に生きて帰って来れただけでも御の字なんだから、お金なんかもらっちゃダメだ」と辞退。そんな父の最期の願いは、医学研究のため死後に体を提供する「献体」だったという。

 父の「俺みたいに酒浸りの男の体は、貴重な医学の献体になるから」という希望を叶え、市村は「亡くなった後は即持って行かれた」と回想。「ちょうどその時、僕は劇団四季の公演で、ロミオとジュリエットをやっていた。初日だったんですけど、急に声が出なくなった。10時何分ぐらい」と振り返った。

 そして「ヤバイと思ってマッサージとかいろいろやって出たんだけども、その瞬間に親父が亡くなってたってことを、その日の夜に知った」と告白。「きっと何かを言いたかったんでしょうね」と思いやった。

 献体のため1週間後に父の亡骸と再会。その様子を「顔がもうね…緑になってた」と市村。当時公演中だったミュージカル「ロミオとジュリエット」での「まだ死神の青白い炎が迫ってない」という自身のセリフに、当初はイメージが湧かなかった市村だったが、「1週間経ったらこの色だった。親父の顔を見たら、青白い炎っていうのはこういうことなんだって。だからジュリエットは“まだ包まれてない”っていう実感を持った」と打ち明けた。

 その後父は別の病院へ運ばれ、帰宅したのは1年半後。「棺桶に入ってきて、見ようと思ったら“見ないでください”って。“爪の先の細部まで全部研究に利用させていただいたので”って」と止められた。「それで母親と2人で見ないで、こういうことなんだからって焼いて。お骨を拾ってね」と話し、「死んでからも人のためにっていうのは、親父らしいなって」と語っていた。

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