八代弥七段、初の挑戦者決定L入り王手!決勝で糸谷八段と対戦へ 王将戦2次予選

[ 2021年7月28日 20:11 ]

木村一基九段(左手前)を下し、リーグ入りまであと1勝と迫った八代弥七段(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は28日、2次予選3組準決勝を行い、先手の八代弥七段(28)が119手で木村一基九段(48)を下した。

 勝った八代は初の挑戦者決定リーグ入りをかけて同組決勝では糸谷哲郎八段(32)と対戦する。

 オーソドックスな矢倉戦となり、序盤から中盤にかけては木村がやや押し気味に進行。選択肢の多い難解な中盤から7筋の激しい攻防となったが、木村の攻め手がやや緩手となったところで八代が反撃に転じ、徐々にリードを広げて寄せきった。

 前期に挑決リーグメンバーだった強豪を倒し、逆にリーグ入りに王手となった八代は「素直にうれしい」と安堵(あんど)の息をついた。王将戦と並行開催中の竜王戦でも快進撃中で、8月早々には挑戦者決定3番勝負進出をかけて藤井聡太2冠(19)と激突する。「勝っても勝っても強い人が相手。息つく間もない」と苦笑いしながらも「楽しみつつ大きな舞台で頑張りたい」と意欲を見せた。

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2021年7月28日のニュース