佐々木蔵之介 ドラマデビュー作で心折れた「テレビ、もうやらないですって言いました」

[ 2021年7月4日 16:38 ]

佐々木蔵之介
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 俳優、佐々木蔵之介(53)が3日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜後11・30)にゲスト出演。テレビドラマデビュー作で衝撃を受けたというエピソードを披露した。

 神戸大在学中に劇団「惑星ピスタチオ」の旗揚げに参加し、看板役者として活躍。その後、東京で芸能事務所に所属した。初めてテレビドラマに出演したのはTBS系「天国に一番近い男」(1999年放送)だった。佐々木は、同作の役どころを「政治家の役で、演説をする」と説明した。

 撮影前日、自宅のFAXにセリフが送られてきたとし、「明日の選挙演説が、ダッダッダッダッダッって。どんだけ長いの来るの…。これを今から朝までに覚えるって」。膨大な量に対し、がく然としたそうで、「テレビってどんなとこ、って思って」と当時の心境を明かした。それでも、与えられた仕事は「やり通しました」という。

 劇団出身の佐々木にとって、その出来事は“カルチャーショック”だったよう。「撮影の帰り、夜遅くなって。タクシーで隣にマネジャーがいた時、僕はもうテレビ向いていないので、もうやらないですって言いました」と告白した。マネジャーの反応は「いやいや、向いていると思うよ」だったといい、「そう言ってくれるのか、そうなんかって思った」と、しみじみ語った。

 作品に向き合う姿勢について、「頑固ではあるが、オファーを下さったなら、何かそこに活路というか僕ができると考えてくださるならば、やってみようと思います」と、自らのスタンスを話していた。

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2021年7月4日のニュース