【来週のおちょやん】第20週 鶴亀新喜劇、道頓堀で旗揚げして大成功 1周年の記念興行を行うことに

[ 2021年4月17日 13:00 ]

連続テレビ小説「おちょやん」第20週は「何でうちやあれへんの」。稽古場にて。みんなにあることを言う朝日奈灯子(小西はる)(C)NHK
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 女優の杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は19日から第20週に入る。

 朝ドラ通算103作目。タイトルの「おちょやん」は“おちょぼさん”が訛り、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味する大阪ことば。女中奉公の8年間がヒロインの原点になっていることの象徴として採用された。TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013年)「下町ロケット」(15年)「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏(49)が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。

 主題歌はシンガー・ソングライターの秦基博(40)が書き下ろした「泣き笑いのエピソード」。語りは落語家の桂吉弥(50)が黒衣(くろご)役(観客からは見えないという約束事の下に舞台上に現れ、芝居の手助けをする人)として務める。

 第20週(4月19日~4月23日)は「何でうちやあれへんの」。

 千代(杉咲)と一平(成田凌)が中心となった鶴亀新喜劇が道頓堀で旗揚げし、大成功してから1年が経った。昭和25年、鶴亀新喜劇の劇団員たちは1周年の記念興行を行うことになった。一平はそこで新作ではなく、旗揚げ公演と同じ演目である「お家はんと直どん」をやることにする。しかし、歌劇団出身の灯子(小西はる)が突然、劇団を辞めたいと言い出す。灯子は、千代に憧れて新喜劇に入ってきた女優だった。千代は灯子に辞めないように説得するが、灯子は聞く耳を持たない。そんなとき、寛治(前田旺志郎)が顔にあざをつくって、家に帰ってきた。灯子が劇団を辞めるのは一平と何かがあり、居づらくなったからだと言う劇団員とけんかしたからだった。その劇団員は、灯子の家から一平が出てくるのを見たという。千代はそんなことはあるはずがないと信じなかったが、一平はそのことは事実だと認める。それを聞いた千代は激怒し、家を出てシズ(篠原涼子)やみつえ(東野絢香)のいる「岡福」に行き、しばらく泊まらせてもらうことにする。そんな中、公演の稽古が始まるが、千代と一平はぎくしゃくし、まともな稽古にならない。一平は千代になんとか許してもらおうと試みるが、千代は一平ときちんと話をしようとしない。ある日、大山鶴蔵(中村鴈治郎)社長が千代に会いに「岡福」に突然やってくる。鶴蔵は千代に、今の鶴亀新喜劇があるのは、千代のおかげだと言う。

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