NEWS加藤シゲアキ「ここに立っていることが夢のよう」 吉川英治文学新人賞贈呈式で喜び

[ 2021年4月10日 05:30 ]

りりしい表情で贈呈式に臨む加藤シゲアキ(撮影・西海健太郎)
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 6作目の小説「オルタネート」で「第42回吉川英治文学新人賞」を受賞したNEWSの加藤シゲアキ(33)が9日、都内で贈呈式に出席し、喜びを語った。「あまり小説を読まないような知人、友人からも凄いねと言われて、この文学賞の偉大さが身に染みております。自分がここに立っていることが夢のようです」

 作品はマッチングアプリを巡る高校生の青春群像劇。第164回直木賞で最終候補入りし「2021年本屋大賞」にもノミネートされている。現在まで11刷、累計発行部数は17万8000部となっている。

 1年間に優秀な作品を発表した中で最も将来性のある新人作家に贈呈される賞。加藤は自分が執筆する意味を問い続けてきたと告白し「作家をやってもいいと慰めていただいた感覚がある。受賞は僕にとって心強い味方になった」と力強く語った。選考委員の直木賞作家恩田陸氏は「これからもガシガシ書いていただきたい」とエールを送った。

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