竹中直人 天国の田中邦衛さんに届け!追悼モノマネ、小学生の頃から「ずっと憧れていました」

[ 2021年4月4日 05:00 ]

映画「ゾッキ」の公開記念舞台あいさつに出席した竹中直人
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 俳優の田中邦衛さんが88歳で死去した訃報から一夜明けた3日、田中さんのモノマネを得意とする俳優の竹中直人(65)が都内で取材に応じ、追悼した。監督映画「ゾッキ」の公開記念舞台あいさつ後、モノマネを交えて思い出を語った。「北の国から」の舞台・北海道富良野市ではこの日も、関係者やファンが悲しみに暮れた。

 「おぉ~竹中ぁ~。見たよシャル・ウィ・ダンスぅ。おまえ最高だよ~」

 竹中は、そのしゃがれた声と、独特の抑揚をつけるしゃべり方を再現した。憧れの田中さんからの最高の褒め言葉だった。

 約25年ほど前、出演した映画「Shall we ダンス?」の取材のため、東京・日比谷の東宝本社にいた。取材が終わりエレベーターで1階に降りてドアが開くと、そこに田中さんがいた。言葉を交わしたのはこのときが最後。ただ、その一言一句は今でも脳裏に焼き付いている。

 竹中にとって田中さんは小学生の時からスター。映画「若大将」シリーズで見た青大将役に衝撃を覚えた。「あんなたたずまい、あんなしゃべり方の俳優はいない。心の中に刻まれて、ずっと憧れていました」

 小学生の時から田中さんのモノマネをするようになり、芸能界入りしてからもイベントやラジオ番組などで披露することもあった。87年の映画「私をスキーに連れてって」で一度だけ共演シーンがあったが「共演と言えるものではありません。芝居でがっつりとぶつかり合いたかった」と残念がった。

 エキセントリックなダンサー役だった「Shall…」の演技を褒められたことは今でも自信になっている。「(声を掛けられた)その瞬間でいっぱいエネルギーを頂いた。邦衛さんが自分を認めてくれた意識がありました」と振り返った。

 今では数々の作品で強烈な個性を放つ俳優として確固たる地位を築いた。「芝居をやっていても、どこかに邦衛さんの魂の一部が存在しています」。これからも役者として輝き続けることを田中さんに誓った。

 ≪映画化「夢を見てるよう」≫竹中はこの日、共同で監督を務めた俳優の山田孝之(37)、斎藤工(39)とともに舞台あいさつ。大橋裕之氏の原作漫画と出合った竹中が、山田と斎藤に声をかけて実現させた作品。「舞台で共演した前野朋哉の楽屋の冷蔵庫の上に『ゾッキ』が乗っていた。読んでみて感動した。これが映画になって完成して、上映できるなんて夢を見てるようです」と喜びをかみしめた。キャスティングも3人で行った。出演者の松田龍平(37)が「山田(孝之)くんのメールの熱量が凄かった。怖くなった」と、熱烈なラブコールがあったことを明かす場面もあった。

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