桑マン、大腸がん ステージ3~4リンパにも転移 昨秋に宣告され先月14時間の手術成功

[ 2021年3月29日 05:30 ]

大腸がんの闘病中であることを公表した「ラッツ&スター」の桑野信義
Photo By スポニチ

 「ラッツ&スター」の桑野信義(63)が28日、大腸がんの闘病中であることを報告した。昨年秋に宣告され、先月5日に14時間にもおよぶ手術を受け、がんと転移したリンパの切除に成功したという。約3週間後の2月下旬に退院し、現在は自宅で療養中。夏ごろの復帰を目指してリハビリに励んでいる。

 桑野はブログで「ステージ3~4の大腸がんで周りのリンパにまで転移している状態と知り、“死んでしまうのでは…”という最悪な事が真っ先に頭をよぎりました」と報告した。

 関係者によると、2、3年前から腹痛が続き、出張先などでは便秘に悩まされることも多かった。昨年9月に血便が出たため病院で検査しがんが判明。手術前に半年の抗がん剤治療で進行と転移を抑えた。体重は10キロほど落ち、現在は62、63キロだという。昨年12月には鈴木聖美(68)との配信ライブを企画していたが取りやめに。それ以降はコロナ禍で予定されていた仕事はなかった。

 現在は一時的に人工肛門を着けている状態で、5月のゴールデンウイーク明けをめどに人工肛門を外す予定。そこから体力回復に努める。今後はあと1カ月ほど抗がん剤治療を継続するという。抗がん剤の副作用に苦しむことも多いが、周囲には「またステージに上がる体をつくるから心配しないでくれ」と力強く語っている。

 ブログでは「ラッツ&スター」のリーダー鈴木雅之(64)らメンバーの支えもあったことを伝えた。「いつの日か皆さんの前でトランペット&ホラを吹きまくります。必ず復帰してみせますので温かい目で見守ってくださると幸いです」と呼び掛けている。

 《鈴木雅之「見守ってほしい」》リーダーの鈴木雅之はこの日、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組に出演。冒頭に桑野について触れ「(手術を終えて)ホッと胸をなで下ろしています」と語った。さらに、桑野のブログの内容を一部抜粋したものを代読。「皆さまも驚いたことと思いますが、ぜひ桑野のことを見守ってほしいと思います」と呼び掛けた。

 ▽大腸がん 大腸の一番内側にある粘膜に発生。日本人にとってがんの中で胃がん、肺がんに次いで3番目、女性は乳がんに次いで2番目に多い。近年は高齢化や食生活の欧米化などにより、年々罹患(りかん)数が増加している。2005年にはジャーナリストの鳥越俊太郎氏(81)がステージ4から復活。18年には俳優の村上弘明(64)が初期段階に切除手術を受けて回復した。

続きを表示

この記事のフォト

2021年3月29日のニュース