テレ東「WBS」午後10時枠でリニューアルスタート　オープニング、セット一新「コンセプトはFLOW」

テレビ東京
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　テレビ東京の経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト（WBS）」が29日、今までの午後11時放送から1時間繰り上げた午後10時枠へ移動し、リニューアルスタートした。

　番組は大江麻理子キャスター（42）に加え、朝の顔だった佐々木明子アナウンサー（51）が新加入。フィールドキャスターには角谷暁子（26）、田中瞳（24）、原田修佑（27）といったフレッシュなメンバーを据えた。

　オープニングで大江アナは「新たな船出に合わせまして番組のセットですとか、オープニングタイトルも一新しました。『あなたと世界を経済でつなぐ』夜10時のWBS、スタートです」と新たなスタートを告げた。また、新たなオープニングや番組セットについて「コンセプトは『FLOW』、流れです」とし「経済ニュースを点としてではなく、連続した流れとして捉えまして、視聴者の皆様や世界との繋がりを意識しながらお伝えしてまいります」と語った。

　リニューアルした初回の放送では、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長（63）が緊急生出演し、業績急回復の背景と世界戦略の全貌に迫る。

　WBSは午後10時からの放送により、テレビ朝日「報道ステーション」（月～金曜後9・54）と放送時間が重なる。このことにテレビ東京の野口雄史報道局長は「夜11時台でニュースが色々ある中で、WBSは経済に特化して差別化して放送してきた。既に差別化を意識して放送してきているので、夜10時台になっても変わらない」と、今まで通りの番組制作を貫く姿勢を見せた。また「自分たちがどれだけいい経済ニュースを視聴者に届けるか。そこを極めていきたい」と語っていた。

　WBSは1988年に4月にスタートした同局の看板番組。初代メインキャスターを現東京都知事の小池百合子氏が務めたことでも知られており、枠を移動するのは、33年間の番組史上初となる。今後は月曜～木曜日は午後10時放送、金曜日は午後11時に放送される。