京都南座「花形歌舞伎」開幕 中村米吉「一生忘れることはない」大役挑戦に感慨

[ 2021年3月6日 15:33 ]

京都南座で開幕した「三月花形歌舞伎」の序幕に登場しあいさつした中村米吉(C)松竹
Photo By 提供写真

 中村壱太郎(30)、中村橋之助(25)ら若手歌舞伎俳優が中心となって上演する「三月花形歌舞伎」が6日、京都南座で開幕した。

 人気演目「義経千本桜」の「吉野山」「川連法眼館」を、若手が日替わりで主要な役を演じ分けることで話題。

 序幕の「歌舞伎の魅力」で花道から“素顔”で舞台に登場した中村米吉(27)は「世の中はコロナで持ちきりではありますが、こういった時期に若手の役者が公演できるのは本当にありがたい」とあいさつ。「一生忘れることはないと思います。精いっぱい務めます」と感慨深げに力を込めると、客席からは大きな拍手がわき起こった。

続きを表示

2021年3月6日のニュース