瑛人 「トムとジェリー」80周年記念映画の主題歌担当 「8」つながりに「縁を感じました」

[ 2021年2月12日 08:00 ]

映画「トムとジェリー」の日本語吹き替え版で自身初の主題歌を手掛ける瑛人
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 「香水」が大ヒットし昨年のNHK紅白歌合戦に初出場したシンガー・ソングライターの瑛人(23)が、米実写映画「トムとジェリー」の日本語吹き替え版(3月19日公開)の主題歌を手掛けることになった。ドラマも含め、主題歌を担当するのは初めてだ。

 提供するのは「ケンカばかりだけど仲良し」というネコのトムとネズミのジェリーの関係性をテーマに書き下ろした「ピース オブ ケーク」(同日配信)。簡単や朝飯前を意味する英語の慣用句で、Cake(ケーキ)を奪い合うよりも、分け与えたいという思いも込めて命名したという。

 自身もケンカばかりしている親友がいる。これを知った配給元から「瑛人さんならではの解釈で映画の壮大なスケールをエモーショナルなメロディーで表現していただきたい」とオファーを受けた。

 ♪端(はた)から見たら ただの仲間さ…と、牧歌的で口ずさみやすいサウンドに合わせて歌っている。曲中ではラップにも初挑戦。昨年大ヒットした「香水」とは全く違う作品に仕上げており、ミュージシャンとしての奥深さを感じさせる一曲だ。

 瑛人は「いつもケンカしてるけどすぐ仲直りする。まさにトムとジェリーみたいな関係の親友がいます。ちなみに、そいつによくいたずらを仕掛けているので僕がジェリーですね」と明かす。“トムジェリ”の世界を地で行っているだけに、オファーには「やりたーい」と即答した。

 7度のアカデミー賞に輝いた人気シリーズで、短編アニメ映画で初公開された翌1941年に「トムとジェリー」のタイトルが付いた。この誕生80周年記念作が今作。瑛人は「80周年というのは8(エイト)が入っていて縁を感じました(笑い)」と興奮冷めやらぬ様子だ。

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