防衛か、反撃か?渡辺王将「新しい気持ちで」永瀬王座「精神論より技術論」 王将戦第4局レセプション

[ 2021年2月12日 21:12 ]

<第70期王将戦第4局・レセプション>レセプションであいさつする渡辺王将(左は永瀬王座)(撮影・吉田 剛)
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 将棋の第70期王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)はあす13日、東京都立川市の「SORANO HOTEL」で第4局が始まる。12日、市内で関係者レセプションが開かれ、渡辺明王将(36)=名人、棋王との3冠=、永瀬拓矢王座(28)らが参加した。

 新型コロナ対策による緊急事態宣言下とあり、予定されていた前夜祭などの関連イベントは中止となった。代替開催した関係者レセプションは、出席人数を最小限として飲食の提供を行わない形で実施。開催地の立川市を代表して清水庄平市長が出席し、「熱戦は市民の力になっていくと思う」と両対局者を歓迎した。

 開幕から3連勝を挙げ、3連覇にあと1勝と迫る渡辺は「私は中央線沿線に住んでいるので立川はよく来る場所だが、その地でタイトル戦をやることは考えていなかった。SORANO HOTELは景観も設備も素晴らしい。初めて対局する場所は気分も高揚するので、新しい気持ちで対局に臨みたい」と挨拶した。

 一方、反撃を期す永瀬は「立川に来るのは初めてだが、自分が住んでいる街よりも栄えていて、また来たいな、住んでみたいなと思った。スコアは3連敗と厳しい状況だが、精神論より技術論で王将に立ち向かえるようにしたいと思う」と語った。

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2021年2月12日のニュース