今井絵理子氏長男 先天性難聴乗り越えプロレスデビューへ「息子の人生 支えたい」

[ 2020年12月3日 17:34 ]

 元「SPEED」で自民党参院議員の今井絵理子氏(37)の長男・礼夢(らいむ)さん(16)がプロレスラーとして7日にデビューする。フジテレビ系ニュース番組「Live News イット!」(月~金曜後3・45)が3日、伝えた。

 礼夢さんは生まれつき耳が聞こえない先天性難聴だが、中学校卒業後、高校へ進学せずにプロレス団体「ヒートアップ」(川崎市)へ。プロテストを2度めの緒戦でクリア。トレーニングを重ね、リングに上がることになった。「優しさと強さを持った選手になりたい」と礼夢さん。母親の存在が一番の支えで「応援してくれている。頑張って、と声をかけてくれる」と笑顔を見せた。

 プロレス団体「ヒートアップ」の田村和宏代表は「どんどんうまくなっている。障害があってもやればできるんだと、みんなも理解して応援している」と太鼓判。コミュニケーションは身振り手振りが中心、練習後はホワイトボードを使って反省会を開くいているという。

 息子がプロレスラーになることに今井氏は「不安もあるし、正直怖いです」と母としての思いを吐露。それでも「プロレスと出会って本当に輝いて、とても変わった。日に日に変わっていく姿を見ていて嬉しかった」とプロレスによって息子がたくましくなっていく姿を目の当たりにして、プロレス入門を認める決意をした。「息子の人生ですから。これからも陰ながら見守っていきたいし、支えていこうと決めました」。息子が自立できるようにパスタや牛丼の作り方も伝授したという。

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2020年12月3日のニュース