「カネ恋」星蘭ひとみ 現役タカラジェンヌ26年ぶり連ドラ!純名里沙以来 三浦春馬さんの元カノ役抜擢

[ 2020年8月18日 05:00 ]

火曜ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」の出演者。(上段左から)中村里帆、星蘭ひとみ、大友花恋、八木優希(中段左から)アインシュタイン・稲田、ファーストサマーウイカ、キムラ緑子、アインシュタイン・河井(下段左から)池田成志、南果歩、草刈正雄(C)TBS
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 現役タカラジェンヌ(娘役)の星蘭(せいら)ひとみがTBS火曜ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」(9月15日スタート、火曜後10・00)で連続ドラマに初出演することが17日、分かった。宝塚歌劇団の現役生が連ドラにレギュラー出演するのは、1994年前期のNHK連続テレビ小説「ぴあの」のヒロインを務めた純名里沙(49)以来、実に26年ぶり。7月18日に急逝した俳優・三浦春馬さん(享年30)演じる御曹司の元カノ役に抜擢された。

 女優の松岡茉優(25)が主演を務め、三浦さんの遺作になる今作。昨年7月期の同局「凪のお暇」を手掛けた大島里美氏の完全オリジナル脚本。中堅おもちゃメーカーを舞台に、経理部の“清貧女子”九鬼(くき)玲子(松岡)とメーカー御曹司の“浪費男子”猿渡慶太(三浦さん)、正反対の価値観を持つ2人のひと夏の恋物語を描く“じれキュン”ラブコメディー。

 星蘭が演じるのは、慶太の元カノでアパレル会社広報の聖徳まりあ役。慶太の浪費ぶりに愛想を尽かして別れたのだが、元カレからの連絡に揺れ動く。まりあ自身は自分への投資を言い訳にお金を使いまくる“投資女子”。周りの目を気にして強がって生きるが、そのことに疲れてしまうという女性の共感を呼ぶキャラクターだ。

 星蘭は2013年、宝塚音楽学校入学。15年、宝塚歌劇団に101期生として入団。圧倒的な美貌を誇り、17年に新人公演「ベルリン、わが愛」で初ヒロイン。入団3年目の抜擢となった。

 星組の若手娘役から昨年12月23日付で専科へ組替え。一芸に秀でたベテランが中心のスペシャリスト集団・専科に入団5年目の若手が異動するのは珍しく、今後は映像を中心に活動すると発表。今作がその第1弾となり、大きな注目を集めそうだ。

 「ぴあの」は大阪放送局制作の朝ドラ51作目。大阪・天満を舞台に、童話作家を夢見る4姉妹の末っ子・桜井ぴあの(純名)を中心に、それぞれの生き方を描いた。純名は当時、雪組娘役ホープ。852人のオーディションを勝ち抜き、ヒロインの座を射止めた。主題歌も担当し、大きな話題を呼んだ。

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2020年8月18日のニュース