藤井聡太七段、王位戦で先勝 初の2日制対局に「充実感あったが、体力面では課題残った」

[ 2020年7月2日 17:54 ]

木村一基王位(手前)との対局を再開した藤井聡太七段(日本将棋連盟提供)
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 将棋の第61期王位戦7番勝負第1局第2日が2日、愛知県豊橋市の「ホテルアークリッシュ豊橋」で指され、史上最年少で初戴冠を狙う藤井聡太七段(17)が、昨年史上最高齢で初タイトルを奪った木村一基王位(47)を95手で破り先勝した。第2局は13、14日に札幌で行われる。藤井七段は9日に最年少タイトル獲得が懸かる第91期棋聖戦5番勝負第3局で王者・渡辺明棋聖(36)と対局する。

 地元・愛知で初のタイトル戦。第2日は木村王位が封じた54手目が明かされ、対局が再開。封じ手は「2九角成」だった。藤井は55手で王手をかけ、その後も積極的な攻めを展開し、95手で「千駄ケ谷の受け師」の異名を持つ木村を下した。

 持ち時間8時間の2日制。対局後は、初めての2日制の対局について「初めてで、充実感もあったのですが、体力面では課題が残ったかなと。次回はそういった所も気をつけたいと思います」と感想を述べ、第2局へ向けて「いいスタートが切れたので、第2局もしっかり指したい」と語った。

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