「麒麟がくる」第17話は14・9% 本木雅弘“怪演”「道三ロス」広がる

[ 2020年5月11日 09:17 ]

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で斎藤道三を演じた本木雅弘
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 俳優の長谷川博己(43)が主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)の第17話が10日に放送され、平均世帯視聴率は14・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが11日、分かった。前半戦最大のクライマックスとなる1556年(弘治2年)の「長良川の戦い」と、俳優の本木雅弘(54)が“怪演”して大反響を呼び続けた“美濃のマムシ”こと美濃の守護代・斎藤道三(利政)の最期が描かれ、インターネット上には「道三ロス」が広がった。

 大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを照らす。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。

 第17話は「長良川の対決」。道三(本木)が越前へ落ち延びられるように取り図ったにもかかわらず、それを拒んだとして尾張の帰蝶(川口春奈)が憤っていた。道三が劣勢と知った信長(染谷将太)は、いてもたってもいられず兵を引き連れて飛び出していく。光秀(長谷川)は明智荘を守るべく、光安(西村まさ彦)と共に道三に味方することを決める。ついに長良川を挟んだ戦いが始まった。一進一退の攻防が続く中、自ら大軍を率いて押し寄せていった高政(伊藤英明)により、次第に道三軍の敗色が濃厚に…という展開だった。

 道三は長男・斎藤高政(義龍)に討たれ、この世を去った。22年ぶりの大河ドラマ出演となった本木が圧倒的な存在感により新たな道三像を生み出し、初回(1月19日)から大反響。ドラマを牽引した“前半戦MVPキャラクター”の最期に、SNS上には「道三様~(涙)」「道三が逝ってしまった。悲しい。哀しい」「亡骸も美しい道三」「数珠を引きちぎって、父親として高政を抱き締めた道三」「高政が道三を討つ。父子対決というとスター・ウォーズもなんだよね。悲しい性だわ」「自分の命をも武器に変える道三の蝮レベルが最強点に達した瞬間」などと「道三ロス」の声が相次いだ。

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2020年5月11日のニュース