最愛の夫の死から4カ月…平野レミ「私は和田さんの作品だったかもしれない。これから先は…」 

[ 2020年2月26日 20:59 ]

平野レミ
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 料理愛好家の平野レミ(72)が21日放送のNHK・Eテレ「あしたも晴れ!人生レシピ」(後8・00)に出演、昨年10月7日に肺炎のため死去した夫でイラストレーターの和田誠さん(享年83)について語った。

 おしどり夫婦として知られた平野と和田さん。シャンソン歌手だった平野がフリーアナウンサーの久米宏(75)と一緒にラジオ番組をやっていた時に、その声の話にほれ込んだ和田さんが、久米を通じて平野を紹介してもらったというエピソードも紹介。出会ってからわずか1週間で結婚したというが、平野は「私、モテない方じゃなかったけど“この人がいい”って思ったのね。和田さんが死んじゃうちょっと前にさ、お父さん、私のどこが良かったのよ。失敗しちゃった?って聞いたら笑っていたね。だからわからない。“失敗じゃないよ”って言っていたけどね」と笑った。

 平野の「料理愛好家」という肩書きも、「料理研究家って言うと、堅苦しいよねって言ったら『愛好家じゃないの』って言われて、料理愛好家になった」と和田さんのアイデアだったことも明かし、この日は和田さんがデザインしたという、野菜の図柄がアレンジされたセーターを着て登場した。

 平野と和田さんが結婚したのは72年。だが、「和田さんと47年間結婚していたんだけども、なんか取りとめもないっていうか、つかみどころがないって…まだ色んな事を和田さんから知っておきたいことがいっぱいあった。和田さんは私に何も言わないし、私は和田さんにご飯だけ作って『レミおいしいよ』って、そこら辺の面しか知らないし。仕事のことは何も知らなかったから、欲求不満と言うか消化不良というか…もっといっぱい知って、満足してから天国に行ったらもっともっと良かったと思う。こんなものなのかな、結婚って。なんだか夢みたい。あっという間」と明かした。

 そんな2人だっただけに、和田さんが亡くなった時には「私はいつも、和田さんの手のひらの上に乗っかって、自由自在に好き勝手にやっていた。そうしたら、手のひらがぽっといなくなっちゃったのよ。私、宙に浮いちゃって…本当に、どうしようか、どうしようかってな具合で2カ月くらい続いて。夜も眠れないし、睡眠薬飲んで。でも、自殺するのもおっかないなあ、おっかないなあって思いながら」過ごしたという。しかし、2人の息子の家族たちと過ごすうちに「だんだん、だんだん時間も薬って感じで、不思議なもんですよね。食べ物もそうですよね。時間も調味料で。カレーも一晩たつとマイルドになって美味しくなるでしょ。人間もマイルドになるのよ。だから、私ももっと時間がたったらもっともっとマイルドになって、和田さんと一緒の時よりもっともっと素敵な人に…なるかな?頑張んなくちゃね」というように気持ちが変わってきたという。

 さらに平野は「私は、ある意味和田さんの作品であったかもしれないね。色んな事、ちょっとずつ私の路線を正しながらちょっと言ってくれるの。それでここまで来たから、ふっと振り返ると、和田さんのいう通りに人生やってきたかなって。だから、これから先は、私がどうなるか…。ちゃんと和田さんから教えてもらったこととか考えを守ってこのまま突き進んで行くんじゃないかな。だから和田さんには感謝。ありがと、ありがと、ありがとっていっぱい言ったけど、まだ言いたいね。ありがとって。いい人だったからね。本当にいい人だったんだよね。あの人ね」しみじみ語ると、MCの賀来千香子(58)も「ある意味和田さんの作品、それって、すごく素敵、素晴らしい言葉」と語り、目頭を抑えていた。

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