MBS、トップリーグ神戸製鋼戦2試合を中継 ラグビーW杯人気受け「熱狂の余韻伝えたい」

[ 2020年1月23日 19:39 ]

神戸製鋼―サントリー戦を実況する近藤亨アナウンサー
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 MBSがラグビー・トップリーグの神戸製鋼戦2試合を中継する。26日のサントリー戦(ノエスタ)を午後0時54分から、2月23日の東芝戦(神戸ユニバ)も同時刻から。関係者によれば、在阪民放では同リーグが発足した2003年9月、その開幕戦の神戸製鋼―サントリー戦をテレビ大阪が中継して以来という。

 昨年のW杯8強による人気の高まりを受けての判断。今月18日、豊田スタジアムでのトヨタ自動車―パナソニック戦の入場者数3万7050人はリーグ史上最多だった。「W杯の流れを受けて、熱狂の余韻を伝えたい」と同局編成部は狙いを示し、同局が60年間放送し、来年度で第100回を迎える全国高校ラグビー大会の盛り上がりへつなげたい意向だ。

 MBSでは昨年までABCとの2局が年度1試合ずつ、神戸製鋼戦を深夜に録画放送してきた。カメラは1試合6台態勢だったが今回は10数台と2倍の力の入れよう。26日の実況は全国高校ラグビー大会でもマイクを握る近藤亨アナウンサー(45)が担当する。

 「熱気に乗せられて力まないよう、競技の面白さや魅力を伝えたい」。近藤アナは97年の入社直後からラグビー実況に携わり、W杯でも活躍した神戸製鋼FBの山中亮平(31)の東海大仰星時代も知る。山中、サントリーのFB松島幸太朗(26)ら世界レベルの力と技へ集まりつつある注目度こそ、競技の発展につながると意気込んでいる。

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2020年1月23日のニュース