ジャニーズ“転換期”次世代スター候補「なにわ男子」台頭で活力

[ 2019年12月17日 09:00 ]

激動2019 芸能編(1)

ジャニーズ事務所
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 2019年もさまざまなニュースが紙面をにぎわせた。芸能面と社会面では、恒例の連載企画で今年の出来事を振り返る。芸能界では7月に、ジャニーズ事務所を率いたジャニー喜多川さんが87歳で亡くなった。数多くのトップスターを生み出しアイドル帝国を築き上げたが、タレントの退社が相次ぐなど、事務所には「ほころび」も生じていた。芸能編の連載初回は、カリスマを失ったジャニーズに迫る。

 ジャニーさんが亡くなる以前から「ほころび」が生じていたジャニーズ。2016年にはSMAPが解散。タッキー&翼の今井翼(38)や関ジャニ∞の渋谷すばる(38)ら事務所を離れるタレントも相次いだ。今年1月には、嵐が来年末をもって活動休止することも発表された。

 そんな状況で訪れたカリスマの死。ジャニーさんのお別れ会翌日の9月5日には、関ジャニ∞の錦戸亮(35)が退社することを発表。別のタレントの事務所退社も取り沙汰される。“適齢期”を迎えたメンバーが増えたことを背景に、所属タレントの結婚も続いている。

 アイドル帝国の転換期。その行く末を心配する声も上がる中、事務所が改めて力を入れているのが次世代スターの育成だ。9月にはタレント育成の指揮を執る滝沢秀明氏(37)が、事務所副社長に就任する人事も行われた。古くからジャニーズを知る芸能界関係者は「ジャニーさんの生前、次から次に人気アイドルを生み出したことがジャニーズの強みだった。多少の問題があっても新しいスターを生み出すことができれば、事務所の求心力や影響力はおのずと高まる」と語る。

 次世代スター候補も台頭している。関西ジャニーズJr.の7人組「なにわ男子」は平均年齢19歳。結成約1年ながら、すでにCDデビュー組に匹敵する人気を誇り、日本テレビ「24時間テレビ」でファンが殺到したため中継での出演が中止になったほど。来年1月にはなにわ男子を中心に、Jr.単独としては20年ぶりの京セラドーム公演を行うことも決まっている。

 ジャニーズからのデビューは、14年4月のジャニーズWESTから18年5月のKing&Princeまで4年の間隔が空き、打ち止め説がささやかれたこともあった。だが「今は、新体制になった事務所の活力をアピールしたい時期。デビューラッシュもあり得る」(同関係者)。来年1月にはSixTONESとSnow Manがデビューするが、なにわ男子も同年中に動きがあるかもしれない。

 ネット利用が広がるなど芸能界を取り巻く環境が激変する中、ネットと距離を置いてきたジャニーズは時代の変化への対応力も問われる。カリスマを失ったアイドル帝国が直面する課題は多い。それでも、ジャニーさんが耕したスター育成の土壌から“芽”は育っている。そこから大きな花を咲かせることができるか。これから数年が新体制の“勝負どころ”になる。(特別取材班)

 ≪サプライズ人事だった 滝沢氏の副社長抜てき≫滝沢氏の副社長就任はサプライズ人事だった。Jr.の育成などを業務とする「ジャニーズ・アイランド」の社長に就任してから1年足らずでの起用。業界関係者は「子会社の社長と本社の副社長では、対外的なインパクトも権限も違う。大出世だ」といい「芸能界から引退してまで後進の育成に専念する滝沢さんに、事務所側が期待しているということだろう」とした。

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