青山真治監督 NHKドラマ初演出!志尊淳、瀧本美織出演「金魚姫」来年3・29BSプレミアム

[ 2019年12月10日 17:30 ]

NHK BSプレミアム「金魚姫」に主演する志尊淳
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 映画「EUREKA」「共喰い」などで知られる青山真治監督(55)がNHKドラマを初演出することが10日、分かった。直木賞作家・荻原浩氏(63)の同名傑作小説を原作に、俳優の志尊淳(24)が主演を務めるBSプレミアム「金魚姫」(来年3月29日後9・00~10・29)。人生どん詰まりの青年・潤(志尊)が金魚の化身である謎の美女リュウ(瀧本美織)と出会い、生きる意味を再び見いだす物語。生と死の間で引かれ合う2人の日々を優しく切ないラブストーリーとして描く。

 ▼志尊淳 ずっとお仕事をさせていただきたいと熱望していた青山監督と作品を作れることが感無量です。そして「金魚姫」という素晴らしい原作。潤という人物。不条理の世界からの言葉が美しく、儚く、突き刺さります。今は楽しみすぎる気持ちと怖すぎる気持ちが共存していますが、ただただこの貴重な時間の中で、もがいて、あがいて楽しんで生きます。

 ▼瀧本美織 原作にすごく引き込まれました。こんなにも魅力的な作品に参加させていただけること、青山監督、志尊さんと初めてご一緒させていただくこと、とても幸せです。リュウは強い想いを抱いて生まれ変わり続けている女性です。イメージを最大限に膨らませながら、皆さんとの空気感をめいっぱい感じて撮影に臨みたいと思っています。手作りで作っていただいたリュウの衣装が素敵で、身にまとうと「強くあれ」と言われているような、そんな気持ちになりました。是非、見ていただけたら、うれしいです。

 ▼國村隼 何年ぶりになるのでしょうか…とても久しぶりに青山監督と仕事することになり、どんな現場になるのか今からワクワクしています。作品の内容はファンタジックなしつらえの中に、人の想い(どうも人だけではなさそうですが…)がダークに美しく、また官能的でもあり、この世界に少し生きてみたいと思わせる魅力を持って描かれていました。画創りも合わせて楽しみにしていてくさい。

 【あらすじ】仕事も恋もうまくいかない主人公・潤(志尊)が、ある日、祭りの金魚すくいで手に入れた1匹の琉金(りゅうきん)。実は、金魚に身をやつした美女で、突然人間の姿に変わり、潤の目の前に現れる。リュウ(瀧本)と呼ばれることになった彼女は、伝説の黒らんちゅうを探し求めていて、潤に協力を求める。奇妙な同居生活を通して距離を縮めていく2人。そこに、潤の元カノ・亜結(唐田えりか)や、母・真由美(仙道敦子)の再婚相手で義父の長坂(國村)の思惑が絡み合い、彼らの運命は 思わぬ方向に進んでいく…。

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2019年12月10日のニュース