「鬼軍曹の小鉄さんが優しくて…」蝶野正洋、若手時代の経験から人材育成語る

[ 2019年12月10日 19:30 ]

「第12回介護作文・フォトコンテスト」授賞式に出席した蝶野正洋
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 プロレスラーの蝶野正洋(56)が10日、都内で行われた「第12回介護作文・フォトコンテスト」授賞式で講演を行った。

 イベントでは、介護現場で働く人たちの勇気をはぐくむ作品の数々が紹介された。現在、防災・救命の啓発活動を伝えている蝶野は「消防は困っている人を支えていても、自分たちは裏方でいいという控え目な方が多い。若い人は伝えないと分からないので外に伝えていくことが必要。介護も同じで、コンテストを通じて介護に対する理解を広められれば」と語った。

 また社員の固定率を高めるために必要なこととして、プロレスの若手時代の経験から「定着させるには育てる形をとったほうかいいのでは。ただ育てるには役割分担が必要。自分が若手の頃は、藤原喜明さんが技術面、ドン荒川さんが基礎体力、鬼軍曹といわれた山本小鉄さんがむしろ優しくてガス抜きの役割をして、一人でなく皆で若い人育てていた。いまの若い人は頭がいいから、全体像を見せていまはこの時期だから、これをやってくれと解説したほうがやり甲斐もでるはず」とコメントした。

 最後に「高齢化社会を迎えた日本にとって介護は社会に必要な職業で、皆さんに必要な世界。誇りをもって仕事をしてもらえれば」と、介護の専門従事者だけでなく、介護に関わる人たちへエールを送った。

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2019年12月10日のニュース