藤田ニコル涙の告白…亡き少女ファンとの絆「家族と同じくらい大切な存在」

[ 2019年12月6日 22:42 ]

モデルでタレントの藤田ニコル
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 モデルでタレントの藤田ニコル(21)が6日放送の「中居正広のキンスマスペシャル」(金曜後8・00)に出演、3年前に亡くなったファンの少女の命日にメッセージを送り続けていることを明かし、「ファンは家族と同じくらい大切な人」と涙をこぼした。

 
 「にこるん」の愛称で人気の藤田はテレビ出演本数ランキング(女性部門)で3年連続トップ10入りしている。だが、芸能界デビュー後、しばらくは売れない日々を過ごした。シングルマザーの母と二人、貧乏暮らしを続けてきた藤田は「早く稼げるようなならなきゃ」とプレッシャーを感じていたという。

 そんな藤田を支えてくれたのが、“にこちゅう”と呼ばれるファンの存在だった。なかでも、売れないときからイベントで、いつも最前列で声援を送ってくれた長谷川菜々美さんに励まされたという。「彼女がいないと頑張れない日もあった」。

 今回、その菜々美さんの自宅を藤田がサプライズ訪問、番組ではその様子に密着した。
 
 じつは菜々美さんは3年前、15歳の若さで他界していた。藤田は「ちょっと前にもイベントで会っていた。なぜ亡くなったのかわからない」と話していた。
 
 訃報は菜々美さんの妹から「きのう、ななみんが天国に行きました」というメッセージで知ったという。今回の訪問で、菜々美さんの母親から、菜々美さんは生まれつき心臓が悪く、中学生までに4回の手術を受けていた。最後の手術で医者から「もう大丈夫」と言われて家族も安心していたが、突発性の不整脈でこの世を去った。母親もショックで「(菜々美さんの)死が受け入れられなかった」と振り返った。
 
 藤田は大切なファンだった菜々美さんの命日に毎年、「悔いのない人生を送るため全力で生きなきゃ」などといったメッセージを送り続けている。菜々美さんの母親は「私たちも前に進まなきゃ…と。感謝してます」との思いを伝え、「菜々美は短い人生でしたけど、全力で応援する人、あこがれの存在に出会えた。菜々美も全力で生きた」と語った。
 
 これを聞いた藤田は「私も明日から頑張れそうです」と涙をぬぐった。

 さらにスタジオに登場した藤田は「あこがれの芸能人として私を選んでくれた。貴重な時間を私にくれて、ありがたいと思います」と、天国の菜々美さんに語りかけ、「これまでは母のためにと思ってきたが、これからはファンのために生きていく」と誓った。

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2019年12月6日のニュース