山田洋次監督　八千草さんと同い年「僕たちの世代の日本人には憧れの人」

八千草薫さん死去

＜東京国際映画祭＞レッドカーペットを歩く(左から)前田吟、浅丘ルリ子、倍賞千恵子、山田洋次監督
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　八千草さんは「男はつらいよ」シリーズの第10作「寅次郎夢枕」でマドンナを務めた。

　同い年の山田洋次監督（88）は、東京国際映画祭のオープニング「男はつらいよ　お帰り　寅さん」の舞台あいさつで「僕たちの世代の日本人には、憧れの人だった」と述懐。同作にも当時の八千草さんの映像が使われており「とても美しいクローズアップなので期待して、お別れを言ってください」と語り掛けた。

　共演した倍賞千恵子（78）も「とても優しい方でした」としんみり。「やすらぎの刻～道」で共演した浅丘ルリ子（79）は「今日は寅さんの日だから」とコメントしなかったが、終始沈痛な表情を浮かべていた。