平野レミ、NHK生番組でむせび泣き 夫・和田誠さん亡くし視聴者からのエールに「あー嫌だ、ダメだ…」

[ 2019年10月29日 17:24 ]

平野レミ
Photo By スポニチ

 料理愛好家の平野レミ(72)が29日、NHK「ごごナマ」(月~金曜後1・0)に生出演。夫でイラストレーターの和田誠さんが7日に亡くなったことで届いた視聴者から励ましの言葉に、涙をこぼした。

 人気作家の本の装丁やポスター、週刊誌の表紙などさまざまなジャンルで活躍した和田さんが、肺炎のため83歳で死去。平野は夫へのメッセージを持参したが、「読もうと思ったけど息が詰まっちゃうから」とし、安部みちこアナウンサー(41)が手紙を代読した。

 「先日、夫の和田誠が83歳で逝ってしまいました。私は今こうしてお料理の仕事をさせてもらっておりますが、きっかけを作ってくれたのは夫の和田さんでした。何でも好きなことをさせてくれたのも和田さんでした。和田さんには感謝しかありません。家では仕事の話をほとんどしない無口で静かな夫でしたが、私が仕事をすることに関してはいつも応援してくれました。だから私はこれからも天国の和田さんが美味しいよって言ってくれるお料理をどんどん作って、また元気に次の人生を楽しんでいきたいと思います。温かいメッセージをくださった皆様、本当にありがとうございました」

 「第3のステージが今日から始まります。独身の時があって、結婚した時があって、また独身にかえっちゃって。でもなんか、未亡人って言葉はイヤですね」と平野。その後はキノコ料理を実際に作るコーナーを元気に担当した。

 番組終盤、視聴者からのお便りコーナーでは、こらえきれず涙した。「大好きなお料理で、たくさんの人を笑顔にしてください。ご主人様も天国から見守って下さってくれていることと思います。レミさん大好きです。頑張れ!」と励まされると、平野は「ダメだ」と頭を下げつつ、むせび泣いていた。

 ティッシュで涙をぬぐいつつ、「あー嫌だ、ダメだ。こんなことになると思わなかったからね」と話し、「でもね、私思うの。100年か200年後には、ここにいる人全部さ、いなくなっているからね。みんなそうなのよ!だから今を元気に生きましょうね!」と努めて明るく振舞った。この様子に、番組MCの船越英一郎(59)も目頭を熱くしていた。

続きを表示

2019年10月29日のニュース