放送開始30年 渡鬼ピン子 動画配信で人気ユーチューバーに

[ 2019年9月4日 05:00 ]

TBSのスペシャルドラマ「渡る世間は鬼ばかり」で、ユーチューバーとしてデビューした五月(泉ピン子)。夫の勇(角野卓造)
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 TBSドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の3時間スペシャル(16日後8・00)の記者会見が3日、都内の同局で開かれた。5人姉妹を軸に描くホームドラマは、今年で放送開始から30年。令和初回となる今作は、泉ピン子(71)演じる五月がユーチューバーとしてデビュー。新時代に即した“渡鬼”になる。

 会見には脚本の橋田寿賀子さん(94)と石井ふく子プロデューサー(93)が出席。橋田さんは「2人で200歳ですよ。もう、やんなっちゃう」と笑ったが、その感性はまだまだ若い。これまでも、ブログやおやじバンド、在宅介護などその時代の話題になったものをストーリーに落とし込んできたが、今回はユーチューバーを取り入れた。

 今作のテーマは「世代交代」と「新時代」。中華料理店「幸楽」が、五月(泉)の夫婦から娘夫婦に引き継がれる。店に出なくなった五月が「新しいことを」と挑戦したのがスマートフォン。一から勉強し、簡単料理の作り方を動画で配信。たちまち人気ユーチューバーとなり、新たな友達もできていく。シニア世代の参考になるスマホ活用術だ。

 橋田さんもスマホを持ってはいるが「いくら教えてもらっても駄目」と苦笑い。この日も自宅に置いたままで「いつも仏壇に置いてある」(関係者)という。一方で「1人になった時でも誰かとつながれる凄い手段」と利便性は認めており、その思いが今回の脚本につながっている。

 90年の放送開始から30年目。石井さんは「最近は“家族団らん”がない時代。家族が向かい合わなくなった」と憂いながら、「橋田先生も“家族の中にこそサスペンスがある”とおっしゃる。これからもホームドラマをずっと続けてまいります」と話した。

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