吉本興業、HGら謹慎芸人11人の処分を19日に解除 劇場で仕事復帰 社会貢献活動は継続

[ 2019年8月9日 20:34 ]

東京新宿区の吉本興業
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 吉本興業は9日、反社会的勢力との闇営業問題で謹慎処分中の芸人11人、レイザーラモン・HG、ガリットチュウ・福島善成、くまだまさし、ザ・パンチ・パンチ浜崎、天津・木村卓寛、ムーディ勝山、スリムクラブ、ストロベビー・ディエゴ、2700の処分を19日に解除すると発表した。順次、吉本運営の劇場で仕事復帰する。

 11人は東京・渋谷などの繁華街で先月末から空き缶拾いなどの清掃活動に従事。みそぎとしての社会奉仕活動の第一歩を踏み出していた。謹慎芸人を巡っては、騒動の発端が雨上がり決死隊の宮迫博之(49)とロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)のうそから広がったことにより、釈明できない状況が生まれたとして同情の声も多かった。処分発表後、ほかの芸人たちも早期復帰を訴えてきた。

 同社は一連の騒動を受けて設置した「経営アドバイザリー委員会」の第1回会合を8日に行い、答申を受け吉本は、マネジメントやスケジュール管理、ギャラ交渉などをタレントが自ら行う「専属エージェント契約」を導入することを発表した。日本の芸能事務所では初めての導入となる。

 吉本の発表は以下の通り。

 弊社所属のレイザーラモン・HG、ガリットチュウ・福島善成、くまだまさし、ザ・パンチ・パンチ浜崎、天津・木村卓寛、ムーディ勝山、スリムクラブ、ストロベビー・ディエゴ、2700の11名は6月24日(月)付で謹慎処分としておりましたが、8月19日(月)を以て謹慎処分を解き、順次、弊社運営の劇場にて仕事へ復帰することと致しましたので、報告させて頂きます。

 11名は謹慎処分以降、それぞれが今回の件を重大な問題として捉え猛省し、7月末からは、自らの意思により社会貢献活動を行ってまいりました。11名は活動再開後も被害防止の為の啓蒙活動等の社会貢献活動を行っていく所存です。

 弊社としましては、こうした状況を勘案し、活動再開時期に関して関係各所と相談の上で上記判断を致しました。関係各位、ファンのみなさまには多大なるご迷惑をおかけしましたことを改めてお詫びすると共に、二度とこのような事態が起こらないよう全社一丸となってコンプライアンス遵守の一層の強化、徹底を図ってまいります。

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2019年8月9日のニュース