加藤浩次 吉本側に「専属エージェント契約」提案で“残留決断”を謝罪「すみませんでした」

[ 2019年8月9日 09:20 ]

「極楽とんぼ」の加藤浩次
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 お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次(50)が9日、MCを務める日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に生出演。吉本興業側に「専属エージェント契約」を提案し、残留する形になったことを謝罪した。

 加藤は「僕自身は『上層部が変わらなかったら辞める』と言ってしまいました」と自身の発言を振り返り、「今回、いろんな思いがあってエージェント制を提案させていただいてる。吉本に残る形になってしまった」と残留を明言。それでも「これは僕の発言で迷惑をかけた方、一緒に仕事をしている方にも本当に迷惑かけた。テレビ見ている視聴者にも心配していただいた方もいる。『加藤浩次、言ったことを実行しないのか!』と思う方もいると思います。そういった迷惑をかけた方に僕は謝罪したいと思います。本当にすみませんでした」と頭を下げた。

 水卜麻美アナウンサー(32)は「加藤さんの中で(吉本が)変わるなと思ったから?」と投げかけると、加藤は「そこは願望に近い部分もある。僕自身も吉本に世話になってきている部分もある。吉本にネタも何も作れないやつが劇場があることによって、ちょっとでもウケるネタを。僕らはネタで上がってきたのではない。でも、その訓練をさせてくれたのは吉本。そこに対しての恩義がある。ただ、現状は願望としかいえない、良くなってほしい、良くなる方向に風が向いてると、こういう決断をさせてもらいました」と話した。

 「ハリセンボン」の近藤春菜(36)は「加藤さんに思いもわかったので、辞めないでくださいとは言えなかった。そういう会社を変えたいという中で、ずっと水面下で話し合いを進めてくださったことは本当に、私たち下の芸人にはありがたいこと」と感謝しつつ、「辞めないという形を選択するのは自然なこと。下にとってはものすごいありがたいこと」と続けた。

 さらに加藤は「ここから。みんな同じ方向を向いて、契約の問題だから時間がかかると思う。吉本いい会社だな、いい方向、向いているなとその形が見せれればと僕はいいと思っています」と締めくくった。

 吉本興業が闇営業問題に端を発する一連の騒動を受けて設置した「経営アドバイザリー委員会」の第1回会合が8日に行われ、吉本は答申を受けてマネジメントやスケジュール管理、ギャラ交渉などをタレントが自ら行う「専属エージェント契約」を導入することを発表。日本の芸能事務所では初めての導入となる。

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2019年8月9日のニュース