川崎麻世 ジャニーさんの“天才的な審美眼”懐かしむ「それがマッチだった」

[ 2019年8月9日 13:47 ]

妻・カイヤとの離婚訴訟について語った川崎麻世
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 俳優の川崎麻世(56)が9日、大阪市内で朗読劇「遠き夏の日」(10日まで、ナレッジシアター)の開演前に取材に応じ、先月9日に87歳で亡くなったジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長との思い出を語った。

 川崎はジャニーさんにスカウトされ13歳だった1976年から89年まで同事務所に所属。「生まれて初めて焼き肉を食べさせてもらったのもジャニーさんだった。麻布十番で食べさせてもらった焼き肉のうまさはいまだに覚えていますね。ジャニーさんイコール焼き肉、ジャニーさんの香りはニベア。洗面所でヒゲを剃った後、ジャニーさんはニベアを塗りまくるんですよ」と懐かしそうに語った。

 当時は社員も10人ほどで、所属タレントも少なく「ファミリー感がすごくあって、僕がライブやると、楽器なんかをジャニーさんが運んでくれた姿を思い出す」と明かした。

 ジャニーさんの机の上には多くの写真と履歴書が置かれていたといい、懐中電灯の先に虫眼鏡が付いたものでジャニーさんは時間があれば、写真をすみずみまで見ていたという。「ある時、集合写真なんですよ。鉛筆の後ろについてある消しゴムぐらいの大きさの顔を見て“この子は売れる目をしてる”って。それがマッチだった」とジャニーさんの天才的な審美眼を明かした。

 最後に会ったのは10年以上前。東京・帝国劇場でリハーサルをしていた時だった。「“麻世、元気にしてる?”ってすごく明るく話しかけてきてくれて。それが最後になってしまった」とうつむいた。

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2019年8月9日のニュース