アイドルグループ「キャンディzoo」の仲原芙海、VRの最新研究に触れる

[ 2019年8月9日 16:38 ]

櫻井翔特任助教(左)と仲原芙海
Photo By スポニチ

 アイドルグループ「キャンディzoo」の仲原芙海(ふうみ、19)が9日、電気通信大学(東京都調布市)の櫻井翔特任助教(34)のもとを訪れ、ヴァーチャルリアリティ(仮想現実、以下VR)の最新研究について体験した。

 LEDで輝く衣装、幻想的なステージを演出するエレクトリック・ユニット・アイドルである仲原が、櫻井特任助教の「バーチャルな身体が現実に作用」という研究とのコラボレーションを意図したもの。櫻井特任助教によれば「VRの中ではライブの本番のような環境、オーディエンス(観客)も含めて作ってトレーニングをすることも可能ですね。舞台の大きさは場所によって違うそうですが、VRではいろいろな広さを設定できますから、あらかじめ舞台に合わせたレッスンもできます」と語った。

 仲原は「VRがあったら便利です。ステージでは広さによってステップを変えたりするのですが、よくメンバーとぶつかりますから(笑い)。VRでグループのみんながそろわなくても、みんなでレッスンできるようにならないかな」とVRの普及を望む。ヘッドマウントディスプレイを装着して、VRでさまざまなアバター(VR上の自分の分身)を体験。櫻井特任助教は「VRでアバターの外見が変わると、動作や振る舞いに影響が出る傾向があります。たとえば男性が女性アバターを使って(スマホの)自撮りをしてみると、振る舞いが女性的になるというような」と説明。仲原は「アバターが違うと印象が全然違いますね。新しい未来が見えます」と感激していた。

 櫻井特任助教は「仲原さんはアイドルとして現場に立っている。そういった方に話を聞いて使い方を示唆してもらば、研究にも生かせると思います」と話していた。

続きを表示

この記事のフォト

2019年8月9日のニュース