藤井聡太七段 竜王戦決勝T初戦で勝利 挑戦者決定3番勝負進出へあと3勝

[ 2019年6月28日 20:09 ]

竜王線決勝トーナメント初戦で近藤誠也六段に勝った藤井聡太七段
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 将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(16)が28日、大阪市の関西将棋会館で指された竜王戦決勝トーナメント初戦で近藤誠也六段(22)に96手で勝利。挑戦者決定3番勝負進出までマジック3とした。

 この日、同市を舞台に20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)が開幕。会館は、各国要人が宿泊しているとみられるホテル周辺エリアの中にあるため、その影響で周辺は厳戒態勢。最寄りのJR福島駅周辺、会館が面するなにわ筋沿いには多数の警察車両、警官が配置された。

 物々しい雰囲気が漂う中、藤井はいつも通り早めに入館。対局中はパトカーのサイレンが鳴り響いていたが、終局後は「まったく気にならなかった。普段通りの気持ちで対局に臨むことができた」と高い集中力を発揮していたことを伺わせた。

 この日、対戦した近藤とは過去4戦3勝と好相性だが、唯一喫した黒星が今年2月に順位戦C級1組の対局でのもので、その結果、昇級を逃してしまった痛恨の1局だった。

 そんな因縁の相手に、終盤にリードを一気に広げて快勝。3年連続3度目の本戦で、悲願のタイトル初挑戦を目指しているが「遠い道のりですが、目の前の一局一局に全力を尽くしてやっていければ」と気を引き締めた。

 一歩前に歩を進めたのは確かだが、今後はさらに厳しい道のりが待ち受ける。

 次戦は来月5日、前王将の久保利明九段と対戦し、そこで勝っても豊島将之3冠(名人、王位、棋聖)、渡辺明2冠(王将、棋王)が待ち受ける。この3人を倒して、ようやく別ブロックを勝ち上がった棋士との挑戦者決定3番勝負に臨める。そこで2勝して、ようやく冠保持者の広瀬章人竜王(32)に挑戦できる。

 難敵揃いのまず3局。ここを勝ち抜けるかどうかが、天才棋士の成長度を測る絶好のバロメーターになりそうだ。

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