モンキー・パンチさん“ルパン葬”で別れ 真っ赤なバラとキャラに囲まれ

[ 2019年6月15日 05:30 ]

祭壇に飾られたモンキー・パンチさんの遺影。「ルパン三世」のキャラクターパネルや、ルパンのイメージカラーである赤い花3000本で飾られた。(C)「モンキー・パンチ先生を偲ぶ会」実行委員会
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 人気アニメ「ルパン三世」の原作者で、4月11日に肺炎で亡くなった漫画家のモンキー・パンチ(本名加藤一彦=かとう・かずひこ)さん(享年81)を偲(しの)ぶ会が14日、東京・青山葬儀所で行われた。アニメや漫画関係者ら約300人が出席。懇親会でキャラクターをイメージした食事メニューを振る舞うなど、作品世界をイメージした“ルパン葬”でモンキーさんを送り出した。

 真っ赤なバラなど、ルパンのイメージカラーである赤い花3000本で彩られた祭壇には、モンキーさんが描いたルパンや次元、五ェ門、不二子を追う銭形らのパネルが立てられた。背景には夜の高層ビル群でサーチライトが照射されるような演出も。スタイリッシュな「ルパン三世」の世界観の中、モンキーさんの遺影は穏やかな笑みを浮かべていた。自身の作り出した神出鬼没の大泥棒ルパンらに見送られる“ルパン葬”となった。

 会場に流れたのは、♪真っ赤なバラはアイツの唇…の歌詞で知られる「ルパン三世のテーマ」などのBGM。襟元を赤いバラのコサージュで飾った、モンキーさんの次男で喪主の加藤州平さんは「父は道徳的なメッセージを入れず、誰もが楽しめる純度100%のエンターテインメントを追求した」と追悼。人柄については「真面目な銭形警部に似ていた。真逆なのがルパン。遊びを知らない、学ぶことが好きな人だった」と明かした。

 参列者の懇親会では、主要キャラにちなんだ“ルパンメニュー”が振る舞われた。のりでルパンの愛用拳銃ワルサーP38をかたどった「ルパン拳銃いか握り」や、チーズをタバコ状に切った「次元タバコチーズ」、野菜をカットした「五ェ門 斬鉄剣オードブル」、油揚げを巧みに使った「銭形のとっつぁん稲荷」などが並んだ。とりわけ、不二子のセクシーな胸元を再現したスイーツは参列者の目を楽しませた。劇場版アニメ「カリオストロの城」に登場した「ミートボールスパ」も人気を集めた。

 ほかにも、ルパンの愛車で黄色い小型車「フィアット500」を風船をつなぎ合わせて製作。一般ファンが乗り込めるよう展示した。

 週刊漫画アクションで1967年に連載が始まり、半世紀にわたり愛されてきたルパン。アニメが始まった71年から次元を演じる声優、小林清志(86)は「俺より若いのに先に逝きやがって。しようがねえ先生だ。残念だ」と役さながらにぶっきらぼうに追悼した。初代ルパン声優の山田康雄さんら初期メンバーの多くがいなくなったが「結局、俺だけ残ったな。でももう少し、やらせてもらうから」と力強く語った。モンキーさんが旅立った後も、ルパンワールドは続いていく。

 ◇主な参列者 浅野忠信、小栗旬、小林清志、栗田貫一、山寺宏一、里中満智子、さいとう・たかを、ちばてつや、バロン吉元、青山剛昌、矢口高雄、北条司、吉本浩二、山崎貴、手塚眞、手塚るみ子 =順不同、敬称略=

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