窪田主演朝ドラ「エール」ヒロインオーディションは3月から 年齢は「こだわらない」

[ 2019年2月28日 12:13 ]

<2020年度前期連続テレビ小説制作発表会見>主演の窪田正孝(撮影・島崎忠彦)
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 NHKは28日、2020年度前期の連続テレビ小説(月〜土曜前8・00)が「エール」に決まり、俳優の窪田正孝(30)が主演を務めると発表した。男性の主演は14年後期「マッサン」の玉山鉄二(38)以来、約6年ぶり(ヒロインはシャーロット・ケイト・フォックス)。

 同作では作曲家の古関裕而(こせき・ゆうじ)氏の生涯を描く。古関氏は1909年8月11日生まれ、福島県出身。全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」をはじめ、プロ野球では阪神の「六甲おろし」や巨人の「闘魂こめて」、早稲田大学「紺碧の空」、慶應義塾大学「我ぞ覇者」、1964年に行われた東京五輪「オリンピック・マーチ」など、数多くの応援歌、行進曲の作曲を手がけ、和製スーザと呼ばれた。

 窪田は演じるのは、古関氏をモデルにした福島出身の天才作曲家・小山裕一。豊橋に住む、歌手を目指す女学生と出会い、やがて夫婦となる。昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家と、そのたくましい妻の物語となる。

 主人公を支える妻・ヒロインのオーディションは3〜4月にかけて行われる。制作統括の土屋勝裕氏は「ゴールデンウィーク明けの5月に入った頃。遅くとも6月には決定し、発表する」とし、今秋にクランクインとなる。

 実際の古関氏と妻の年齢は2歳差だが、ヒロインを選ぶ上では「こだわらない」と土屋氏。「この2人の夫婦が面白そう、見てみたいという方をキャスティングしたい」と語った。

 現在放送中の「まんぷく」、次回作「なつぞら」、今年9月からの「スカーレット」に続く、朝ドラ102作目の作品となる。まだ、「なつぞら」の放送もまだというこのタイミングでの発表となったのは、このオーディションが影響しているとし、「内容が分かっていたほうが進めやすい」と説明した。

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