20年前期・朝ドラ主演の窪田正孝「女性と思われているのかなと勘違い」 6年ぶり男性主人公

[ 2019年2月28日 11:24 ]

<2020年度前期連続テレビ小説制作発表会見>主演の窪田正孝(撮影・島崎忠彦)
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 NHKは28日、2020年度前期の連続テレビ小説(月〜土曜前8・00)が「エール」に決まり、俳優の窪田正孝(30)が主演を務めると発表した。男性の主演は14年後期「マッサン」の玉山鉄二(38)以来、約6年ぶり(ヒロインはシャーロット・ケイト・フォックス)。3〜4月にかけてヒロインのオーディションを行い、今秋にクランクインする。

 窪田は「本当に光栄。全身全霊に演じさせていただきたい」と喜び。「朝ドラは3回目。主役ということで抜擢は初めて。たくさん話をして、楽しい現場にして、全国の皆さん、福島の皆さんにエールを届けられたら。まだ現場は始まってないですが、ここに決意表明したい」と意気込み。

 男性の主演ということについては「(オファーを聞いたのは)つい先日のこと。お話を聞きまして、朝ドラで主役。女性と思われているのかなと勘違いしたぐらい」と笑わせた。「数々のヒロインを演じた女優さんから大変だと聞いています」としつつ「『花子とアン』でも、吉高(由里子)ちゃんが大変なのは目の前でも見てきた。しっかり体調管理をしつつも、終わったらスタッフさんをご飯に行って、そこで生まれるものを大切にしながら空気とかを映像に乗せて、皆さんに届けていきたい。まずは体調管理だと思います」と力を込めた。

 さらに、小関氏の楽曲についても「小学校時代に野球をやっていた。兄も高校まで野球をやっていた。横浜出身なので、松坂選手がちょうどPLと戦って帰ってきたときも近くにいた」とし、「『栄冠が君に輝く』は耳に入ってきていた。それを作った方を演じさせていただくのは光栄ですね」と笑顔を浮かべた。

 同作では作曲家の古関裕而(こせき・ゆうじ)氏の生涯を描く。古関氏は1909年8月11日生まれ、福島県出身。全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」をはじめ、プロ野球では阪神の「六甲おろし」や巨人の「闘魂こめて」、早稲田大学「紺碧の空」、慶應義塾大学「我ぞ覇者」、1964年に行われた東京五輪「オリンピック・マーチ」など、数多くの応援歌、行進曲の作曲を手がけ、和製スーザと呼ばれた。脚本は「医龍」「コード・ブルー」シリーズ(フジテレビ)などを手掛けた林宏司氏が務める。

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