スパイク・リー監督がオスカー初受賞 脚色賞で悲願達成 金色のエア・ジョーダンでステージへ

[ 2019年2月25日 14:54 ]

オスカー初受賞を果たしたスパイク・リー監督(AP)
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 スパイク・リー監督(61)が脚色賞でオスカー初受賞を果たした。対象作品は黒人刑事が白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に潜入した実話を描いた「ブラック・クランズマン」。紫色のジャケットに身を包んだ同監督は、金色のエア・ジョーダンを履いてステージに上がった。

 1989年に「ドゥ・ザ・ライト・シング」が脚本賞、1997年に「4 LITTLE GIRL」が長編ドキュメンタリー賞にそれぞれノミネートされていたが、最終的に受賞者となったのは今年が初めて。ステージでは、プレゼンテーターの俳優サミュエル・L・ジャクソン(70)に抱き着いて喜びを爆発させた。

 2015年にアカデミー名誉賞に選出された際、俳優候補20人がいずれも白人だったことに抗議して翌年の授賞式に欠席していたが、この日はともに脚本を担当したケビン・ウィルモット氏(59)ら3氏とともにステージ上で歓喜。受賞スピーチではあらかじめ用意していた?メモを読み始め、「2020年の大統領選挙は分岐点。歴史を正しい方向に戻そう。みんなでレッツ・ドゥ・ザ・ライト・シング(正しいことをしよう)」と自身の作品名を口にしながら、映画とは無関係の“反トランプ大統領”に言及していた。

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