たけし、希林さんの演技は“格闘技”「相手の役者が踏みつけられるくらいの上手さがある」

[ 2018年12月23日 23:05 ]

ビートたけし
Photo By スポニチ

 ビートたけし(71)が23日放送のテレビ朝日「ビートたけしのTVタックル たけし&爆笑問題がメッタ斬り!2018をザワつかせた50人」(日曜後6・30)で、世界的映画監督ならではの演技論を繰り広げた。

 番組では“2018年をザワつかせた50人”の1人として、9月に亡くなった樹木希林さん(享年75)を取り上げた。たけしは希林さんについて「仕事で何回か会ってるし、本当に芝居うまいけど…」と話し出すと、続けて「変な言い方したら、相手をうまく演技させないという見事な技術があるね」と独特の言い回しで評価した。

 たけしいわく、希林さんは「相手の役者が踏みつけられるくらいの上手さがある」のだという。相手の役者は熱演しているにもかかわらず、希林さんは芸をはぐらかす。たけしは「相手役がどう映ってるかってわかってんじゃないかな?セリフもあっちが目立っていると思うと、それをかぶして打ち消すような…」と、希林さんならではのやり方を力説した。

 ヘタをすると演技自体が噛み合わなくなる可能性もあるやり方だが、「自分で芝居が取り込まれないように(している)」とたけしは言う。これは、たけしも敬愛する落語の神“五代目古今亭志ん生”の「客を引っ張る力」にも通ずるのだとか。志ん生は「ちっちゃな笑い、どんどん取っていって、本ネタになる時、あの人、声張る」という。たけしは「役者さんでもそういうとこ(客を引っ張る力)はシビアだよね」と語った。

 たけしから見ると、希林さんと相手役者とのやり取りは、まさに“格闘技”。「どっちが強いかって見せるように。(希林さんは)勝とうとするよね」と、たけしは吐露した。

 また、映画「アウトレイジ」に出演した俳優・西田敏行(71)についても言及。撮影時は病気で「スタジオまで4人で抱えてきて、背広も着させて」といった状況で、とても撮影どころではなかったという。しかし「ヨ〜イ!」の声がかかるとシャンとし、「カット!」の声がかかると倒れこむの繰り返し。西田の役者魂を感じさせるエピソードだった。たけしはさらに、「役者は『用意スタート!』って言葉で若返るんだよな」と、常人にはありえないパワーがあることを明かした。

続きを表示

「美脚」特集記事

「連続テレビ小説「スカーレット」」特集記事

2018年12月23日のニュース