大泉洋 今年の漢字は「鹿」その意味は?「ここまで感情移入した役はなかった」

[ 2018年12月17日 16:48 ]

映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」公開直前イベントに出席した大泉洋と高畑充希
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 映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」(監督前田哲、28日公開)の公開直前イベントが17日、東京・神田明神で行われ、俳優の大泉洋(45)、女優の高畑充希(27)が出席した。

 今年も大忙しで「さまざまな映画ドラマの公開や撮影があったりしました」としみじみと回顧した大泉は、「思い出に残っているのは夏と冬で映画の公開がとにかく渋滞したなって。夏は『焼肉ドラゴン』『恋は雨上がりのように』『あにいもうと』があって、一体なんの宣伝をしているのかわからなくなったときもありました。今は『グリンチ』なのか『バナナ』なのか『そらのレストラン』なのか…」と困惑しつつも充実感をにじませた。

 一方、今年の初めに約4カ月休みをもらい、バリ島、パリ、ニューヨーク、サンフランシスコと海外でプライベートを満喫したという高畑は「やっぱり4カ月休むと後半がえらいことになっちゃって、後半はいっぱい働きました」と言いつつも、「仕事を始めて10何年で初めての長期休暇を取りました。味をしめちゃって、また海外に行きたいなと思います」と目を輝かせた。

 また、そんな今年を漢字1文字で表す企画も行われ、達筆な字で“再”と書いた高畑は「再会の再です。この映画の前田監督が私が映画デビューしたときの監督で、監督だけじゃなくて今年は再会が多くていい年でした」とニッコリ。大胆な字で“鹿”と書いた大泉は「演じた役が鹿野さんで、ここまで感情移入した役はなかったなって、鹿野さんに魅入られた年だったなっていうのと、今年はやたらと鹿を食べた年だなと。充希ちゃんとも食べましたね。また、よく人様から馬鹿と言われることもございますので、そのような意味も込めまして鹿と書かせていただいた次第であります」と語った。

 同作は、筋ジストロフィーという難病を患い体が不自由にも関わらず、自由にワガママに行きた鹿野靖明(大泉)と、そんな真っ直ぐな生き方の彼と出会って変わっていく人々の姿を描いた感動実話。このほか同イベントでは、日本映画史上初となる“バナナ”を奉納して同作の大ヒットを祈願し、参道にいる参拝客にバナナを配る一幕も。大泉は「お米とかお酒じゃなくてバナナを奉納して大丈夫なんですか?神田明神が怒ったりしないですか?まさに『バナナかよ』って言われる気がするんですけど」と不安げな表情を浮かべていた。

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