菅井さん訃報に三田佳子「行動的でした」、仲間由紀恵「残念」

[ 2018年8月24日 05:30 ]

菅井きんさん死去

菅井きんさん(2008年撮影)
Photo By スポニチ

 ▼三田佳子 大河ドラマ「いのち」、舞台「夢千代日記」や松下電器のCFなど数多くの作品でご一緒した菅井さん。さすがの老け役で姑、母、老女と変幻自在に人間味のあるお芝居を見せてくださいました。しかし、そんな役の印象とは異なり、実は若々しく、明るく、とにかく行動的で、そして優しい方でしたね。お互いに「菅井さん」「佳子さん」と呼びあって、とても親しくしていた頃が懐かしく思い出されます。

 ▼仲間由紀恵 訃報に際し、驚きと深い悲しみでいっぱいです。大河ドラマ「功名が辻」と「TRICK1」で共演させていただきましたが、大先輩でありながらも、撮影現場では優しいお人柄がにじみ出るようなお芝居がとても印象的で、学ぶことばかりでした。あの笑顔にもうお会いできないかと思うと残念でなりません。

 ▼三田村邦彦(「必殺」シリーズなどで共演)必殺仕事人(79年)で共演させていただいたのが最初です。年齢不詳で、おしゃれでハイカラ。「実年齢より上の役しかこないのよ」と笑われながらおっしゃっていたのが忘れられません。藤田まことさんと白木万理さん、菅井さん。主水、せん、りつの3人の掛け合いの芝居の見事さも脳裏に焼き付いています。

 ▼中条きよし(「必殺」シリーズで共演)「仕事人」たちの中では僕だけが唯一、中村家に出入りしていました。真面目で一生懸命な方で、名バイプレーヤーでしたね。本当に“近所のおばさん”みたいな普通だけど素敵な方でした。

 ▼野川由美子(「必殺」シリーズなどで共演)現場で顔を合わせると、いつも抱き合ったりして良くしてくれました。私の母が体調をくずした時、ちょうど菅井さんの旦那さんも体調をくずされていて、支えていただきました。「あそこ(東京・渋谷のレストラン)のシチューならきっと、体調が悪くても食べてくれるよ」と教えてくださったのが思い出です。今はお疲れさまと声を掛けたいです。

 ▼三島ゆり子(「必殺」シリーズで共演)とても明るくてサッパリした方。「車を運転して伊豆半島を旅するのが好き」とおっしゃっていて、意外だなと驚いたことを覚えています。

 ▼宮本信子(映画「お葬式」で共演)2人でお通夜のシーンで踊った「東京だョおっ母さん」は忘れられません。また、最後の喪主のごあいさつのシーンは最高でした。素晴らしかったです。きんさん!本当にお世話になりました。

 ▼榊英雄氏(映画「ぼくのおばあちゃん」監督) 愛媛県大洲市での約1カ月の撮影の日々が思い出されます。食事会のときにペロリと、ステーキを平らげて、僕に一言、映画監督は体力よ!と。

続きを表示

この記事のフォト

2018年8月24日のニュース