海老蔵 麻央さんのブログ書籍化を断念「違うふうに受け止める人もいる」

[ 2018年6月25日 05:30 ]

植樹イベント「ABMORI」の開会式に出席し、植える苗の名前を「ハウチワカエデ!」と大きな声で呼ぶ麗禾ちゃん。右は市川海老蔵、左は勸玄君
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 歌舞伎俳優の市川海老蔵(40)が24日、長野県の志賀高原で、自身が呼び掛けて始めた植樹イベント「ABMORI(エビモリ)」に長女の麗禾ちゃん(6)、長男の勸玄君(5)と参加した。昨年6月22日に乳がんのため亡くなった妻・小林麻央さん(享年34)がキャスター時代に植樹活動を行っており、麻央さんの遺志も継いでいる。

 会見で海老蔵は、麻央さんのブログ「KOKORO.」の書籍化を断念したことを明かした。「やることが人々の救いになる部分もあるんですけど、違うふうに受け止める人もいる」。闘病の様子がつづられたブログは、がん闘病患者をはじめ多くの読者の共感を呼んだ。ただネット上には一部で「出版後の印税は寄付すべきでは」など批判的な書き込みがあった。こうした中での出版は「麻央も望んでいない」とし「多分出さないと思います」と心境を吐露した。

 昨年明かした、がんと闘う人たちのための“麻央基金”構想の進ちょくについても言及。「本当はやらなければいけないんですけど、ネガティブなことを言う人もいるんでね」と、こちらも同じ理由で計画が進んでいないことを告白した。

 ≪“麻央カレー”振る舞う≫植樹後には海老蔵が参加者に特製カレーを振る舞った。「麻央が闘病していて食べ物が喉を通らないので、野菜スープを作ったのがきっかけ」と“麻央さん思い出レシピ”だったことを明かした。「やっぱり食欲がなくて食べきれなかった。どうにか活用できないかとカレーにしたらおいしくて」と話した。カレーは10種類以上の野菜がベース。9時間かけて約1000人分を仕込んだ海老蔵は「隠し味は愛情と野菜スープです」と話した。

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