藤井六段“高校生1勝”に安堵「白星スタートできてよかった」

[ 2018年4月6日 05:30 ]

古森四段との対局で高校生初白星を飾り、笑顔で感想戦を行う藤井六段
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 将棋の最年少棋士・藤井聡太六段(15)が5日、大阪市内の関西将棋会館で指された棋王戦予選トーナメントで古森悠太四段(22)に145手で勝利した。新年度初戦を白星で飾るとともに、この日が初陣となった“高校生棋士”としての新伝説づくりへ幸先のいいスタートを切った。

 中学生棋士の肩書が外れた初戦。守りを固め、ポイントを稼ぐ作戦の古森に対し「ミスが出てしまったところもある」(藤井)と苦戦しながらも、最後は競り合いを制して貫禄を見せた。「何とか新年度、白星でスタートできてよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 次戦は10日、竜王戦ランキング戦5組準々決勝の阿部光瑠六段(23)戦。ここで勝てば“史上最年少”記録となる七段昇段に王手をかける。

 ≪ハンバーグでパワー補給≫藤井が高校生棋士として最初に選んだ“勝負メシ”は、近所の割ぽう「鋤(すき)焼きと日本酒 内山田」の和牛100%ハンバーグ弁当(1000円)。肉厚ハンバーグが入ったがっつり系でパワー補給を図った。同店は稲葉陽八段(29)ら棋界関係者の行きつけ。会館の入るビル内の洋食屋「イレブン」が休みとなる木曜日限定で頼めるという。

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