丸岡いずみ代理母出産 費用は1000万円程度 日本では原則認められず

[ 2018年1月23日 10:56 ]

丸岡いずみ
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 映画コメンテーターの有村昆(41)、元日本テレビキャスターの丸岡いずみ(46)夫妻に今月3日、代理母出産で3400グラムの男児が誕生した。23日発売の「婦人公論」で明かし、自身のブログでも報告した。

 同誌によると、丸岡は12年に結婚後、妊娠初期に2度の流産を経験。その後も不妊治療を続け、2016年冬にはロシアの代理母へ依頼し凍結保存した受精卵を提供していた。丸岡は「今の日本社会には、代理母出産についてさまざまな意見があると思いますし。でも、批判を受け止めたうえで、できる仕事をコツコツとやっていければと考えています」などと吐露している。

 代理母出産にかかる費用は国によって異なり、日本の仲介サイトなどによれば、米国で約1000万〜2500万円、ロシアやウクライナなどで約500万〜1000万円とされる。期間は仲介業者との面談や代理母探しなど準備期間から出産まで1年以上を要する。

 著名人では元プロレスラーの高田延彦(55)、タレントの向井亜紀(53)夫妻が03年に代理母出産で双子の男の子をもうけた。日本では卵子提供者ではなく代理母が法律上の母になるため、高田夫妻は双子と特別養子縁組した。

 代理母出産は日本では法的に禁止されていないが、日本産科婦人科学会などの方針で原則認められていない。そのため日本人の夫婦は、国内の仲介業者を通じて米国や東南アジアなど代理母出産を認める国に行くケースがほとんどだ。産婦人科医の丸田佳奈氏(36)は「(身体的に)代理母の負担が大きく複雑な問題も多く抱えている。日本では認められていないが、一般の人が自己判断で代理出産を選ぶのはありうる話。個人的には人工子宮の研究が進んでいくことに期待している」と話している。

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2018年1月23日のニュース