タモリと57歳差対談 藤井四段は数字好き「積雪量や山の標高を調べます」

[ 2018年1月5日 10:00 ]

タモリ×藤井四段 新春対談(4)

タモリと対局する藤井四段
Photo By スポニチ

 史上最年少棋士、藤井聡太四段(15)と唯一無二の自由人タモリ(72)による奇跡の新春対談。中学生で人生の行く道を決め、悩んだ末に高校進学を決断した藤井四段。さまざまな職業を経験してから30歳で芸能界入りし、40年以上第一線で活躍してきた人生の達人が贈った言葉とは――。 タモリ×藤井四段 初対談・将棋対決の動画はこちら

 ――藤井さんは積雪量を調べるのが趣味?

 藤井 はい。去年は日課になってました。酸ケ湯(青森)が300センチとか。

 タモリ えっ積雪量?

 藤 アメダスで調べます。自分の住んでいる所(愛知県瀬戸市)は雪が全く降らないので、逆に興味を持ったというか。

 タ そういうのあるね。全然関係ないのに、興味を持って調べるとか。

 藤 山の標高も。数字が好きなので。

 タ 数字は弱い(笑い)。俺は小さい頃は何かをやるというより、何かをやる形が好きだったんです。形を新しくつくろうと思って“竹を切ってくる人”という形をつくったんです。山から竹を切ってきて、倉庫に立てかけ、友達を呼んで見せる。それだけ(笑い)。

 藤 ウハハハ(爆笑)。

 タ とにかく形が好きで。形に憧れるんですね。

 ――(対局後の)感想戦はどうですか?

 タ あれ、凄いね。でも解説の人も俺には信じられないくらい凄い。あれがこうなってああなって、こういう場合も考えられてとか説明した上で、全部元に戻すでしょ!

 藤 ウフフ(笑い)。

 タ 将棋も囲碁も見るんですが、訳が分からないからこそ心が落ち着くんです。意味があると意味を追う。ドラマみたいに。それに乗せられた俺がちょっと嫌な感じがするんです。制作者の意図に負けちゃったなと。

 藤 なるほど。

 タ ボーッと訳の分からない囲碁とか将棋を見ていると、心落ち着くんです。形も好きだし。あの形が…。

 藤 確かに。江戸時代より前から何百年も続いてきた文化なので、そういう重みもあるように思いますね。

 タ 記録席にいる人にも興味があります。退屈しているんじゃないかなって。

 藤 アハハハハ。僕の時はないんですけど、記録係が寝てしまう話もないことはないです。

 タ 時々立ち上がるんだよね。それに和服の人もいるし。中学生が和服だと違和感あるよね。

 藤 タイトル戦は和服なんです。自分もいつかその舞台に立ちたいですね。

続きを表示

この記事のフォト

芸能の2018年1月5日のニュース