セカオワSaori、直木賞候補 産休中に吉報「喜びかみしめたい」

[ 2017年12月20日 05:00 ]

「SEKAI NO OWARI」のSaoriこと藤崎彩織
Photo By スポニチ

 第158回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の候補各5作品が20日付で発表された。直木賞には、ロックバンド「SEKAI NO OWARI」のピアニスト・Saoriこと藤崎彩織(31)の作家デビュー作「ふたご」(文芸春秋)がノミネートされた。

 構想に5年かけたという同作は10月に刊行。中学生の夏子と高校生の悠介が出会い、双子のような関係を築き、バンドを結成する青春物語で、セカオワをモチーフとしている。第1子の出産のため産休に入っている藤崎は「驚きのあまり言葉を失ってしまいました。この気持ちを何と表現したら良いのか分からないのですが、苦しみながら作品に向き合ってきたので、伝統ある賞のノミネートという喜びを、これからゆっくりとかみしめたいです」とコメントした。

 芥川賞には宮内悠介さんの「ディレイ・エフェクト」などがノミネートされた。選考会は来年1月16日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれる。

続きを表示

2017年12月20日のニュース