夏木マリ かまやつさんは「すべてがロック」THE ALFEEは“あの頃”を思い出す

[ 2017年5月2日 18:11 ]

「ムッシュかまやつお別れの会」後、故人をしのぶ夏木マリ(右)と夫の斎藤ノヴ
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 膵臓(すいぞう)がんのため3月1日に死去した歌手のムッシュかまやつ(本名釜萢弘=かまやつ・ひろし)さん(享年78)のお別れの会が2日、都内のホテルで営まれた。

 親交のある「THE ALFEE」のメンバーもそろって参列。坂崎幸之助(63)は「ミュージシャンにとっても宝、あこがれの存在」とし、「僕らも全然目が出ないころに声をかけていただいた。バックバンドをやっていたんです。すべてかまやつさんのおかげ」と感謝。高見沢俊彦(63)は「僕らへの接し方は晩年も変わらなかった」としみじみ。若かりし頃、若手ミュージシャンを20人程度、京都のお茶屋に連れて行ったことを懐かしそうに語った。

 桜井賢(62)は「ムッシュは男女問わず、年齢問わず、音楽というものを通してのコミュニーケーションをずっとやられてきた方。本当に音楽を愛しているんだなと思う。好奇心が強いんでしょうね、僕らより全然年上なので、僕らより若い」と大先輩に感心した。

 5月2日は2009年に他界した忌野清志郎さんの命日でもあり、坂崎は「もし天国でいらっしゃっているなら、清志郎さんと過ごしているんでしょうね」と偲んだ。

 ミュージシャンで女優の夏木マリ(64)は夫でパーカショニストの斎藤ノヴ(66)とともに出席。音楽葬を終え、夏木は「すごい素敵なお別れ会でした」と述べた。2人にとってはかまやつさんは引きあわせてくれた恩人。夏木は「私のライブにムッシュがゲストで出てくれた時に、ノブさんがついてきた。その時に初めて会った」。かまやつさんとの思い出を聞かれ、「私のことはスキンヘッドにした時に、ロンドン行きの空港でオノ・ヨーコさんに間違えられて、嬉しかったです。ラウンジで会ってからずっとロンドンまでご一緒した」と懐かしんだ。

 「エピソードはてんこもり、メディアではお話できないことがたくさん。それぐらいチャーミングな人」と話し、「革新的だった。すべてがロックでしたね」と振り返った。最後に「ありがとうございました。私たちもすぐ行くので向こうに行ったら遊んでもらいたい」とかまやつさんへメッセージを送った。

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