10年ぶりのスパイダースで送る 堺正章 かまやつさんの価値「いなくなって初めてわかった」

[ 2017年5月2日 19:06 ]

「ムッシュかまやつお別れの会」を終え取材に応じるスパイダースのメンバー
Photo By スポニチ

 膵臓(すいぞう)がんのため3月1日に亡くなったムッシュかまやつさん(享年78)の別れの会が2日、都内のホテルで営まれ、芸能界関係者ら1000人が参列。ザ・スパイダースは約10年ぶりの再結成。ボーカルの堺正章(70)、井上順(70)、ドラムスで田辺エイジェンシーの田辺昭知社長(78)、ベースの加藤充(83)、ギターの井上堯之(76)、キーボードの大野克夫(77)の6人がそろい、約20年ぶりとなるオリジナルメンバーでの生演奏を披露した。

 堺は「リハーサルをやって、久しぶりに定位置について始まった時はジーンときた。横をふと見ると、かまやつさんがいない、あの人が持っていた役割というか、スパイダースでの価値というのはいなくなって初めてわかった部分もあった。(このような会は)かまやつさんの素敵さがあって初めてできること。かまやつさんの素晴らしさを再認識した」としみじみ。井上順は「よく最後まで終わりましたよね」と笑いつつ、「上手い下手とかではなくて、かまやつさんと送ろうという気持ち。お別れ会って悲しくなっちゃうことがあるけど、絶妙な堺さんの司会で明るくかまやつさんを送れたのは拍手しかない。最高ですよ」と振り返った。

 最後の「どうにかなるさ」では、武部聡志バンドの演奏にかまやつさんの歌声が重なった。これは、堺は「単なる演出では割り切れない。かまやつさんの存在の大きさを感じました」と話した。かまやつさんは遅刻の常習犯だったといい、今回は遅れることもなく、リハーサルもうまくいった。堺は「いろんな言い訳を作ってらっしゃいましたけどね。それがかまやつさんのアーティスト性で怒る人はいなかった。そういう人がスパイダースを作ってくれたのは悪いことではなかった。“明日だと思った”、そのパターンはよく使ってました」とエピソードを明かした。

 今後の再結成の可能性について、井上順は「スパイダースとしてはかまやつさんを送るということで、1つのけじめになっているかなと。嬉しかったのは他の6人のメンバーが元気で演奏できて、こんないい時間帯を過ごせたのがそれに尽きる。きっと、一番喜んでくださっているのはかまやつさんじゃないかな」と笑顔。堺も「あんまり癖になってもいけない。音が出ると、あの時、戦っていた気持ちになってしまう。できれば、スパイダースは思い出の中にあったほうがいいかなというのが本音でしょうかね」と本音をのぞかせつつ「機会があったらやってみるのもいいかな」と続けた。

 井上は「感謝しかない。いろんなことを共有させてもらった、素晴らしい先輩、素晴らしい兄貴。きょう、こうやって、他の6人と合わせてくれた。みんなと楽しい時間過ごしたよと心で叫んだ。最高です」。堺は「あんなにたくさんの人がかまやつさんの思いをくんで、集まってくれた。かまやつさんがとっても魅力的な人材であり、良き先輩だったんだろうなと。その中で一番身近にいられた。かまやつさんとの交流が熱く、深く持て、一番幸せ者だなと。幸せな時間が過ごすことができた」と故人への思いで締めくくった。

続きを表示

「美脚」特集記事

「嵐」特集記事

2017年5月2日のニュース