“兄弟の確執”で逆転劇!?月9「カインとアベル」視聴率、満足度上昇の理由

[ 2016年11月28日 15:46 ]

月9「カインとアベル」に出演する桐谷健太
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 初回視聴率8・8%とフジテレビの月9史上最低でスタートした「カインとアベル」だが、21日放送の第6話では前回比1・4ポイントアップの9・0%と最高を記録。視聴者の反応も好転してきており、中だるみしがちなドラマ中盤において盛り上がりを見せている。

 データニュース社(東京)のテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象3000人)によると、初回満足度は3・32(5段階評価)と低調だったが、第6話にきて最高の3・88と高満足度の基準3・7を上回った。これはテレビ朝日系「ドクターX」(第6話)の3・91に次ぐ4位だった。(22日までの直近回比較)。

 盛り上がりの理由の一つとして“兄弟間の確執”が色濃く描かれだしたことが挙げられる。初回から第4話にかけては、主人公が働く総合地所での“お仕事ドラマ”が主に描かれてきたが、第5話からは、副社長である才能を認められた兄と、徐々に才覚を表しはじめた主人公の“立場逆転”の様子を描いた。

 視聴者の感想からは「お兄さんが壊れてく感じがなんとも言えませんでした。この先どうなるか楽しみ」(25歳女性)、「いよいよ兄弟の確執がおもしろくなってきた」(52歳女性)など、逆転劇から予想される今後のスリリングな展開に期待する声が相次いだ。「恋模様の移り変わりが面白かった」(35歳女性)、など、兄弟間の確執と並行して、兄の恋人を好きになってしまうという月9らしい恋愛パートも満足度を押し上げているようだ。

 出だしはともかく、中盤で視聴率も満足度も上昇傾向なのはこれまでの仕掛けが奏功したといえる。スタートダッシュが良くても、中盤以降は…というケースは多い。ドラマの展開同様逆転劇となるか。ストーリーは終盤へと差し掛かる。

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2016年11月28日のニュース